PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第97問

神経疾患理学療法第55回午後
統合失調症において予後が良いのはどれか。 1. 男性 2. 若年での発症 3. 潜行性の発症 4. 強い陰性症状の存在 5. 明らかな発症誘因の存在
  1. 1. 男性
  2. 2. 若年での発症
  3. 3. 潜行性の発症
  4. 4. 強い陰性症状の存在
  5. 5. 明らかな発症誘因の存在 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 明らかな発症誘因の存在 統合失調症の予後良好因子として、明確なストレス誘因や生活事象がきっかけで発症した場合は、誘因除去により改善の可能性が高く予後が良好です。一方、誘因不明で徐々に進行する場合は予後不良となります。 --- 【各選択肢の解説】 1. 男性 ❌ 誤り。統合失調症は女性のほうが予後が良好とされています。女性は発症年齢が遅く、ホルモン保護作用により症状が緩和される傾向があります。 2. 若年での発症 ❌ 誤り。むしろ予後不良因子です。青年期の早期発症は脳の発達段階での障害が大きく、社会適応が困難になり予後が悪くなります。 3. 潜行性の発症 ❌ 誤り。予後不良因子です。潜行性(徐々に進行する)発症は病識が乏しく、治療開始が遅れ、予後が悪化する傾向があります。 4. 強い陰性症状の存在 ❌ 誤り。予後不良因子です。陰性症状(無為、無動機、感情鈍麻)は治療抵抗性が強く、社会復帰が困難になり予後が悪化します。 5. 明らかな発症誘因の存在 ✅ 正しい。予後良好因子です。ストレスや生活上の具体的な誘因がある場合、誘因対処により改善の可能性が高まります。 --- 【試験対策ポイント】 • 予後良好因子:女性、発症年齢が遅い、急性発症、明確な誘因あり、良好な社会適応 • 予後不良因子:男性、若年発症、潜行性発症、強い陰性症状、頻回な再発
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