第56回 理学療法士国家試験 午前 第45問
内科学・臨床医学第56回午前
悪性腫瘍の合併がない初発の皮膚筋炎で、死因となる頻度が最も高い合併症はどれか。
1. 肝不全
2. 腎不全
3. 心筋梗塞
4. 間質性肺炎
5. ステロイドミオパチー
- 1. 肝不全
- 2. 腎不全
- 3. 心筋梗塞
- 4. 間質性肺炎 ✓
- 5. ステロイドミオパチー
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 間質性肺炎
皮膚筋炎の最大の致命的合併症は間質性肺炎です。初発の皮膚筋炎患者の10~30%に間質性肺炎が合併し、急速進行性肺線維症に至ると予後不良となり、死因の最も一般的な原因となります。
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【各選択肢の解説】
1. 肝不全
❌ 誤り。皮膚筋炎では肝臓合併症は稀であり、死因となることはほぼありません。
2. 腎不全
❌ 誤り。皮膚筋炎に腎不全は通常伴わず、死因としての頻度は低いです。
3. 心筋梗塞
❌ 誤り。心筋炎や心血管系合併症は存在しますが、死因としての頻度は間質性肺炎より低いです。
4. 間質性肺炎
✅ 正しい。皮膚筋炎患者の10~30%に間質性肺炎が合併し、急速進行性肺線維症となると予後不良で、死因の最多です。
5. ステロイドミオパチー
❌ 誤り。ステロイド長期使用による副作用ですが、皮膚筋炎そのものの死因とはなりません。
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【試験対策ポイント】
・皮膚筋炎の致命的合併症=間質性肺炎(頻度10~30%)
・急速進行性肺線維症への移行が予後不良
・悪性腫瘍合併の有無で治療戦略が異なる重要な鑑別疾患