PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午前 第49問

地域理学療法第56回午前

第56回 理学療法士国家試験 午前 第49問(地域理学療法)の正答は 2 です。訪問理学療法では在宅生活の維持が目的であり、対象者から歩行や移動(移乗・屋内外移動)に関する支援要望が多いのが実情です。

問題
訪問理学療法で正しいのはどれか。
  1. 1. 環境的側面のみへアプローチを行う。
  2. 2. 歩行や移動に関する支援要望が多い。
  3. 3. 対象者の多くは交通事故による外傷である。
  4. 4. ゴール設定の際には家族の要望を最優先する。
  5. 5. バイタルチェックは看護師が実施しなければならない。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 歩行や移動に関する支援要望が多い。

訪問理学療法では在宅生活の維持が目的であり、対象者から歩行や移動(移乗・屋内外移動)に関する支援要望が多いのが実情です。心身機能・活動・参加・環境を包括的にとらえ、PT自身がバイタル管理も行います。


【各選択肢の解説】

1. 環境的側面のみへアプローチを行う。
❌ 誤り。環境だけでなく心身機能・活動・参加を含めて包括的にアプローチします。
2. 歩行や移動に関する支援要望が多い。
✅ 正しい。在宅生活では移動能力が生活の質に直結するため、歩行・移動の要望が多くを占めます。
3. 対象者の多くは交通事故による外傷である。
❌ 誤り。対象者の多くは脳血管疾患・運動器疾患・廃用などで、交通外傷が大半ではありません。
4. ゴール設定の際には家族の要望を最優先する。
❌ 誤り。本人の意向を中心に、家族の要望も踏まえて協働で目標設定します。家族最優先ではありません。
5. バイタルチェックは看護師が実施しなければならない。
❌ 誤り。理学療法士もバイタルチェックを行い、リスク管理の責任を負います。

【試験対策ポイント】

訪問・生活期リハの要点:目的は在宅生活の維持・自立支援、本人中心の目標設定、PTもリスク管理(バイタル)を担う。対象は脳卒中後遺症・整形疾患・廃用が中心。「〜のみ」「最優先」「〜しなければならない(他職種限定)」といった限定・断定の肢は誤りになりやすい点も解法のコツ。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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