第56回 理学療法士国家試験 午前 第91問
内科学・臨床医学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第91問(内科学・臨床医学)の正答は 1 です。急性心筋梗塞では、壊死した心筋細胞から細胞内の酵素・蛋白が血中へ漏れ出て上昇する(CK・トロポニンT・ミオグロビン・LDなど)。
問題
急性心筋梗塞の発症後の血液検査所見で上昇がみられないのはどれか。
- 1. クレアチニン ✓
- 2. トロポニンT
- 3. ミオグロビン
- 4. 乳酸脱水素酵素(LD)
- 5. クレアチンキナーゼ(CK)
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.8%難問
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — クレアチニン
急性心筋梗塞では、壊死した心筋細胞から細胞内の酵素・蛋白が血中へ漏れ出て上昇する(CK・トロポニンT・ミオグロビン・LDなど)。クレアチニンは筋の代謝産物で腎臓から排泄され、腎機能(糸球体濾過量)の指標であり、心筋壊死のマーカーではない。
【各選択肢の解説】
1. クレアチニン
✅ 上昇がみられない(=正答)。血清クレアチニンは糸球体濾過量が下がったときに上がる腎機能の指標で、心筋細胞から漏れ出るマーカーではないため、心筋梗塞の診断には使わない。
✅ 上昇がみられない(=正答)。血清クレアチニンは糸球体濾過量が下がったときに上がる腎機能の指標で、心筋細胞から漏れ出るマーカーではないため、心筋梗塞の診断には使わない。
2. トロポニンT
❌ 上昇する。正しくは、心筋の収縮蛋白で心筋特異性が高く、発症数時間で上昇し長く(約2週間)高値が続く。
❌ 上昇する。正しくは、心筋の収縮蛋白で心筋特異性が高く、発症数時間で上昇し長く(約2週間)高値が続く。
3. ミオグロビン
❌ 上昇する。正しくは、分子が小さく細胞から早く漏れ出るため、最も早期に上昇するマーカーの一つである(心筋特異性は低い)。
❌ 上昇する。正しくは、分子が小さく細胞から早く漏れ出るため、最も早期に上昇するマーカーの一つである(心筋特異性は低い)。
4. 乳酸脱水素酵素(LD)
❌ 上昇する。正しくは、CKより遅れて上昇し、長く高値が続く。
❌ 上昇する。正しくは、CKより遅れて上昇し、長く高値が続く。
5. クレアチンキナーゼ(CK)
❌ 上昇する。正しくは、心筋梗塞の代表的な逸脱酵素で、心筋に多いCK-MBを測ると心筋由来かを判断しやすい。
❌ 上昇する。正しくは、心筋梗塞の代表的な逸脱酵素で、心筋に多いCK-MBを測ると心筋由来かを判断しやすい。
【試験対策ポイント】
| マーカー | 上昇の特徴 |
|---|---|
| ミオグロビン | 最も早い・心筋特異性は低い |
| CK(CK-MB) | 早期に上昇・再梗塞の判断に使う |
| トロポニンT・I | 心筋特異性が高い・長く続く |
| LD | 遅れて上昇・長く続く |
| クレアチニン | 腎機能の指標(心筋マーカーではない) |
名前の似た「クレアチニン」と「クレアチンキナーゼ」の入れ替えに注意。
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