第56回 理学療法士国家試験 午後 第30問
神経疾患理学療法第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第30問(神経疾患理学療法)の正答は 3・4 です。異常歩行の名前と原因の対応を問う。
問題
歩行障害とその原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. frozen gait ─── 小脳性運動失調
- 2. scissors gait ─── パーキンソニズム
- 3. steppage gait ─── 総腓骨神経麻痺 ✓
- 4. waddling gait ─── 下肢帯の筋力低下 ✓
- 5. wide-based gait ─── 両下肢の痙縮
正答:3・4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37.5%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・4番 — steppage gait ─── 総腓骨神経麻痺・waddling gait ─── 下肢帯の筋力低下
異常歩行の名前と原因の対応を問う。選択肢1・2・5は、すくみ足・はさみ足・開脚歩行の原因が入れ替えてある。
【各選択肢の解説】
1. frozen gait ─── 小脳性運動失調
❌ 誤り。原因が違う。正しくは、frozen gait(すくみ足)はパーキンソニズムでみられ、歩き始めや方向転換、狭い所で足が床に張りついたように出なくなる。
❌ 誤り。原因が違う。正しくは、frozen gait(すくみ足)はパーキンソニズムでみられ、歩き始めや方向転換、狭い所で足が床に張りついたように出なくなる。
2. scissors gait ─── パーキンソニズム
❌ 誤り。原因が違う。正しくは、scissors gait(はさみ足歩行)は両下肢の痙縮(痙性対麻痺・痙直型脳性麻痺など)でみられ、股関節内転筋の痙縮で両膝が交差する。
❌ 誤り。原因が違う。正しくは、scissors gait(はさみ足歩行)は両下肢の痙縮(痙性対麻痺・痙直型脳性麻痺など)でみられ、股関節内転筋の痙縮で両膝が交差する。
3. steppage gait ─── 総腓骨神経麻痺
✅ 正しい。総腓骨神経麻痺では前脛骨筋などの足背屈筋が働かず下垂足になるため、つま先が床に引っかからないよう股・膝関節を大きく屈曲して足を高く上げる鶏歩となる。
✅ 正しい。総腓骨神経麻痺では前脛骨筋などの足背屈筋が働かず下垂足になるため、つま先が床に引っかからないよう股・膝関節を大きく屈曲して足を高く上げる鶏歩となる。
4. waddling gait ─── 下肢帯の筋力低下
✅ 正しい。中殿筋など下肢帯(腰帯)の筋力が低下すると立脚側で骨盤を水平に保てず、体幹を左右に揺らして歩く動揺性歩行となる(筋ジストロフィーなど)。
✅ 正しい。中殿筋など下肢帯(腰帯)の筋力が低下すると立脚側で骨盤を水平に保てず、体幹を左右に揺らして歩く動揺性歩行となる(筋ジストロフィーなど)。
5. wide-based gait ─── 両下肢の痙縮
❌ 誤り。原因が違う。正しくは、wide-based gait(開脚歩行)は小脳性運動失調など平衡が悪い状態でみられ、支持基底面を広げて安定を得ようとする歩行である。
❌ 誤り。原因が違う。正しくは、wide-based gait(開脚歩行)は小脳性運動失調など平衡が悪い状態でみられ、支持基底面を広げて安定を得ようとする歩行である。
【試験対策ポイント】
| 歩行 | 主な原因 |
|---|---|
| frozen gait(すくみ足) | パーキンソニズム |
| scissors gait(はさみ足) | 両下肢の痙縮 |
| steppage gait(鶏歩) | 下垂足(総腓骨神経麻痺など) |
| waddling gait(動揺性歩行) | 下肢帯の筋力低下 |
| wide-based gait(開脚歩行) | 小脳性運動失調 |
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