PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午後 第73問

運動学第56回午後

第56回 理学療法士国家試験 午後 第73問(運動学)の正答は 4 です。頸部の回旋では、頭板状筋は同側へ、胸鎖乳突筋は対側へ回旋させる。

問題
脊椎の回旋運動について正しいのはどれか。
  1. 1. 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。
  2. 2. 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。
  3. 3. 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。
  4. 4. 頭板状筋は同側回旋に働く。 ✓
  5. 5. 中斜角筋は対側回旋に働く。

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 55.6%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 頭板状筋は同側回旋に働く。

頸部の回旋では、頭板状筋は同側へ、胸鎖乳突筋は対側へ回旋させる。脊椎の部位ごとの回旋のしやすさ(上位頸椎・胸椎で大きく、腰椎で小さい)もあわせて問われている。


【各選択肢の解説】

1. 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、頸椎の回旋は上位頸椎の環軸関節(C1-C2)で大きく、頸椎全体の回旋の約半分を担う。
2. 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、胸椎のほうが回旋の可動域が大きい。腰椎は椎間関節の関節面がほぼ矢状面を向くため、回旋が強く制限される。
3. 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。
❌ 誤り。正しくは、片側の胸鎖乳突筋は頭部を対側へ回旋させ、同側へ側屈させる。
4. 頭板状筋は同側回旋に働く。
✅ 正しい(=正答)。下位頸椎・上位胸椎の棘突起から外側上方へ走り、乳様突起・後頭骨に付くため、片側が収縮すると頭部を同側へ回旋させる。
5. 中斜角筋は対側回旋に働く。
❌ 誤り。中斜角筋は頸椎の横突起から第1肋骨に付く。正しくは、主に頸部の同側側屈と、第1肋骨の挙上(吸気の補助)に働く。

【試験対策ポイント】

筋片側収縮での回旋
胸鎖乳突筋対側
頭板状筋・頸板状筋同側
  • 回旋の可動域:上位頸椎(環軸関節)と胸椎で大きく、腰椎で小さい
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