第57回 理学療法士国家試験 午前 第20問
地域理学療法第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第20問(地域理学療法)の正答は 2 です。Parkinson病(Hoehn & Yahr ステージⅢ)は姿勢反射障害があり、すくみ足・小刻み歩行が出る。
問題
75歳の男性。3年前にParkinson病を発症。Hoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢ。3か月前からトイレ前で小刻み歩行を生じるほか、歩行や立ち座りが不安定となり、屋内移動で妻の介助が必要となった。現在、妻とマンションで2人暮らしである。自宅の住環境整備で適切でないのはどれか。
- 1. ベッドに介助バーを設置する。
- 2. 居室の出入り口を開き戸にする。 ✓
- 3. 脱衣場と浴室の段差を解消する。
- 4. 寝室からトイレの廊下に手すりを設置する。
- 5. トイレ前の廊下にはしご状の目印をつける。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.9%標準
63人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 居室の出入り口を開き戸にする。
Parkinson病(Hoehn & Yahr ステージⅢ)は姿勢反射障害があり、すくみ足・小刻み歩行が出る。開き戸は扉を引くときに後ろへ下がったり体の向きを変えたりする必要があり、すくみや転倒を招くため適切でない。
【各選択肢の解説】
1. ベッドに介助バーを設置する。
✅ 適切である。起き上がり・立ち上がりのときにつかまって支えられ、動作が安定し、妻の介助の負担も減る。
✅ 適切である。起き上がり・立ち上がりのときにつかまって支えられ、動作が安定し、妻の介助の負担も減る。
2. 居室の出入り口を開き戸にする。
❌ 適切でない。(=正答)開き戸は扉の開閉で後退や方向転換が必要になり、狭い所で足がすくみやすく、姿勢反射障害のため転倒しやすい。正しくは、横に滑らせて開ける引き戸にし、後退や方向転換を減らす。
❌ 適切でない。(=正答)開き戸は扉の開閉で後退や方向転換が必要になり、狭い所で足がすくみやすく、姿勢反射障害のため転倒しやすい。正しくは、横に滑らせて開ける引き戸にし、後退や方向転換を減らす。
3. 脱衣場と浴室の段差を解消する。
✅ 適切である。小刻み歩行で足が十分に上がらず、段差はつまずき・転倒の原因になる。段差の解消は転倒予防に有効である。
✅ 適切である。小刻み歩行で足が十分に上がらず、段差はつまずき・転倒の原因になる。段差の解消は転倒予防に有効である。
4. 寝室からトイレの廊下に手すりを設置する。
✅ 適切である。屋内移動に介助が必要な本例で、よく使う寝室からトイレまでの動線に手すりがあると、つかまって移動でき転倒を防げる。
✅ 適切である。屋内移動に介助が必要な本例で、よく使う寝室からトイレまでの動線に手すりがあると、つかまって移動でき転倒を防げる。
5. トイレ前の廊下にはしご状の目印をつける。
✅ 適切である。床の横線などの視覚的な手がかりはすくみ足を和らげ、一歩目を出しやすくする。トイレ前ですくみが出る本例に合う工夫である。
✅ 適切である。床の横線などの視覚的な手がかりはすくみ足を和らげ、一歩目を出しやすくする。トイレ前ですくみが出る本例に合う工夫である。
【試験対策ポイント】
| 工夫 | Parkinson病での目的 |
|---|---|
| 床の横線・リズム音などの手がかり | すくみ足を和らげる |
| 引き戸・動線の整理 | 後退や方向転換を減らす |
| 手すり・介助バー | 動作時の支持 |
| 段差の解消 | 小刻み歩行でのつまずき防止 |
- 「すくみには手がかりを使う」「後退・方向転換は減らす」が判断の軸
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