第57回 理学療法士国家試験 午前 第28問
理学療法評価学第57回午前
注意障害の検査はどれか。
1. MAS
2. Raven色彩マトリックス検査
3. Rey-Osterrieth複雑図形検査
4. TMT
5. WCST
- 1. MAS
- 2. Raven色彩マトリックス検査
- 3. Rey-Osterrieth複雑図形検査
- 4. TMT ✓
- 5. WCST
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — TMT
TMT(Trail Making Test)は注意障害、特に持続的注意と選択的注意を評価する検査です。数字や文字を順序通りに結ぶ作業スピードと正確性から注意機能を測定します。
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【各選択肢の解説】
1. MAS
❌ 誤り。MAS(Modified Ashworth Scale)は筋緊張検査であり、痙縮の程度を評価するもので注意機能の評価とは関係ありません。
2. Raven色彩マトリックス検査
❌ 誤り。非言語性知能(推論能力)を測定する検査であり、注意障害ではなく認知機能全般の評価に用いられます。
3. Rey-Osterrieth複雑図形検査
❌ 誤り。視覚・空間認知能力と視覚記憶を評価する検査です。図形の模写と再認知から視空間認知機能を測定します。
4. TMT
✅ 正しい。A版(数字1~25を順序通りに結ぶ)とB版(数字と文字を交互に結ぶ)から構成され、持続的注意・選択的注意・認知柔軟性を評価します。
5. WCST
❌ 誤り。前頭葉機能(特に認知柔軟性と概念形成能力)を評価する検査で、注意障害の特異的評価ではありません。
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【試験対策ポイント】
• TMT:注意障害の標準的評価検査(A版:持続的注意、B版:選択的注意)
• 各検査の機能領域:MMSE(認知全般)、MOCA(認知障害スクリーニング)との使い分け
• 神経心理学検査の分類:注意系(TMT)、記憶系(AVLT)、実行機能系(WCST)