第57回 理学療法士国家試験 午前 第67問
生理学第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第67問(生理学)の正答は 4 です。排便反射は仙髄を中枢とし、副交感神経の骨盤神経が働くと直腸が収縮し、内肛門括約筋が弛緩(抑制)する。
問題
排便機構で正しいのはどれか。
- 1. 排便中枢は第5腰髄にある。
- 2. S状結腸に糞便が到達すると便意を感じる。
- 3. 直腸壁からの求心路は陰部神経を経由する。
- 4. 骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる。 ✓
- 5. 大腸内容物を肛門側に輸送するのは分節運動である。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.5%標準
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる。
排便反射は仙髄を中枢とし、副交感神経の骨盤神経が働くと直腸が収縮し、内肛門括約筋が弛緩(抑制)する。
【各選択肢の解説】
1. 排便中枢は第5腰髄にある。
❌ 誤り。腰髄ではない。正しくは、排便の反射中枢は仙髄(S2〜S4)にある。
❌ 誤り。腰髄ではない。正しくは、排便の反射中枢は仙髄(S2〜S4)にある。
2. S状結腸に糞便が到達すると便意を感じる。
❌ 誤り。S状結腸では便意は起こらない。正しくは、糞便が直腸に送られて直腸壁が伸展されると便意が生じる。
❌ 誤り。S状結腸では便意は起こらない。正しくは、糞便が直腸に送られて直腸壁が伸展されると便意が生じる。
3. 直腸壁からの求心路は陰部神経を経由する。
❌ 誤り。陰部神経は会陰部の皮膚感覚と外肛門括約筋の運動を担う体性神経である。正しくは、直腸壁の伸展を伝える求心路は骨盤神経を経由する。
❌ 誤り。陰部神経は会陰部の皮膚感覚と外肛門括約筋の運動を担う体性神経である。正しくは、直腸壁の伸展を伝える求心路は骨盤神経を経由する。
4. 骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる。(=正答)
✅ 正しい。骨盤神経(副交感神経)は直腸を収縮させると同時に、平滑筋である内肛門括約筋を弛緩させ、排便を進める。
✅ 正しい。骨盤神経(副交感神経)は直腸を収縮させると同時に、平滑筋である内肛門括約筋を弛緩させ、排便を進める。
5. 大腸内容物を肛門側に輸送するのは分節運動である。
❌ 誤り。分節運動は内容物を混ぜる運動で、前へ送る力は弱い。正しくは、肛門側へ送るのは蠕動運動で、大腸では1日数回の強い大蠕動(総蠕動)が内容物を直腸へ押し出す。
❌ 誤り。分節運動は内容物を混ぜる運動で、前へ送る力は弱い。正しくは、肛門側へ送るのは蠕動運動で、大腸では1日数回の強い大蠕動(総蠕動)が内容物を直腸へ押し出す。
【試験対策ポイント】
| 構造 | 筋 | 支配 | 働き |
|---|---|---|---|
| 直腸 | 平滑筋 | 骨盤神経(副交感) | 収縮して排出 |
| 内肛門括約筋 | 平滑筋(不随意) | 骨盤神経で弛緩・下腹神経(交感)で収縮 | 反射で開く |
| 外肛門括約筋 | 横紋筋(随意) | 陰部神経(体性) | 意識的にこらえる |
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