PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午前 第77問

内科学・臨床医学第57回午前
非ステロイド性抗炎症薬の副作用として正しいのはどれか。 1. 胃潰瘍 2. 多幸感 3. 低血糖 4. 骨粗鬆症 5. 中心性肥満
  1. 1. 胃潰瘍 ✓
  2. 2. 多幸感
  3. 3. 低血糖
  4. 4. 骨粗鬆症
  5. 5. 中心性肥満

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 胃潰瘍 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、プロスタグランジン合成阻害により胃粘膜保護機能が低下し、胃潰瘍のリスクが高まります。これはNSAIDsの最も重要な副作用の一つです。 --- 【各選択肢の解説】 1. 胃潰瘍 ✅ 正しい。NSAIDsはシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害してプロスタグランジン産生を低下させ、胃粘膜の防御機構が減弱するため胃潰瘍が生じやすくなります。 2. 多幸感 ❌ 誤り。多幸感はステロイド薬(副腎皮質ホルモン)の精神神経系副作用です。NSAIDsではみられません。 3. 低血糖 ❌ 誤り。低血糖はインスリン製剤やスルホニル尿素薬などの抗糖尿病薬の副作用です。NSAIDsでは高血糖傾向になることはあっても低血糖にはなりません。 4. 骨粗鬆症 ❌ 誤り。骨粗鬆症はステロイド薬の長期使用時の副作用です。NSAIDsの特有の副作用ではありません。 5. 中心性肥満 ❌ 誤り。中心性肥満はステロイド薬の副作用です。NSAIDsではみられません。 --- 【試験対策ポイント】 • NSAIDsの主要副作用:胃潰瘍、腎機能低下、喘息誘発 • ステロイド副作用との混同に注意(多幸感、骨粗鬆症、中心性肥満) • PPI併用で胃潰瘍予防が推奨される
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