第57回 理学療法士国家試験 午後 第58問
解剖学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第58問(解剖学)の正答は 5 です。肺の表面を覆う臓側胸膜と胸壁の内面を覆う壁側胸膜は、肺門で折れ返ってつながる1枚の漿膜である。
問題
胸部の解剖について正しいのはどれか。
- 1. 縦隔後面は心臓である。
- 2. 肺栄養血管は肺動脈である。
- 3. 区域気管支は左右5本ずつある。
- 4. 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。
- 5. 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.2%やさしい
59人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。
肺の表面を覆う臓側胸膜と胸壁の内面を覆う壁側胸膜は、肺門で折れ返ってつながる1枚の漿膜である。両者の間の閉じたすき間が胸膜腔で、少量の漿液が入っている。
【各選択肢の解説】
1. 縦隔後面は心臓である。
❌ 誤り。正しくは、心臓は中縦隔にある。後縦隔には食道・胸大動脈・奇静脈・胸管などがある。
❌ 誤り。正しくは、心臓は中縦隔にある。後縦隔には食道・胸大動脈・奇静脈・胸管などがある。
2. 肺栄養血管は肺動脈である。
❌ 誤り。正しくは、肺の組織を養う栄養血管は気管支動脈である。肺動脈は静脈血を肺胞へ運ぶガス交換のための機能血管である。
❌ 誤り。正しくは、肺の組織を養う栄養血管は気管支動脈である。肺動脈は静脈血を肺胞へ運ぶガス交換のための機能血管である。
3. 区域気管支は左右5本ずつある。
❌ 誤り。正しくは、区域気管支は右10本で、左は上葉のB1とB2が共通の幹(B1+2)になるなどして右より少ない(8〜9本)。左右5本ずつあるのは区域気管支ではない。
❌ 誤り。正しくは、区域気管支は右10本で、左は上葉のB1とB2が共通の幹(B1+2)になるなどして右より少ない(8〜9本)。左右5本ずつあるのは区域気管支ではない。
4. 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。
❌ 誤り。正しくは、胸骨柄と結合するのは第1肋骨と第2肋骨(胸骨柄と胸骨体の境の胸骨角の高さ)で、第3肋骨は胸骨体と結合する。
❌ 誤り。正しくは、胸骨柄と結合するのは第1肋骨と第2肋骨(胸骨柄と胸骨体の境の胸骨角の高さ)で、第3肋骨は胸骨体と結合する。
5. 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。
✅ 正しい。両者は肺門で折れ返ってつながり、胸膜腔を囲む。胸膜腔の陰圧が肺を広げた状態に保つ。
✅ 正しい。両者は肺門で折れ返ってつながり、胸膜腔を囲む。胸膜腔の陰圧が肺を広げた状態に保つ。
【試験対策ポイント】
| 区別 | 血管 | 役割 |
|---|---|---|
| 機能血管 | 肺動脈・肺静脈 | ガス交換 |
| 栄養血管 | 気管支動脈 | 肺組織への酸素供給 |
胸骨角=第2肋骨の高さ(肋骨を数える目印)。
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