第57回 理学療法士国家試験 午後 第62問
生理学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第62問(生理学)の正答は 2 です。深部腱反射は伸張反射で、筋紡錘→Ia群線維→脊髄(単シナプス)→α運動神経→同じ筋の収縮という経路をとる。
問題
深部腱反射について正しいのはどれか。
- 1. 感覚入力はⅢ群求心性線維を介する。
- 2. 運動出力はα運動神経を介する。 ✓
- 3. 錘外筋線維が受容器となる。
- 4. 反射閾値は一定である。
- 5. 高齢者では亢進する。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 69%やさしい
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 運動出力はα運動神経を介する。
深部腱反射は伸張反射で、筋紡錘→Ia群線維→脊髄(単シナプス)→α運動神経→同じ筋の収縮という経路をとる。経路の各部品を取り違えさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 感覚入力はⅢ群求心性線維を介する。
❌ 誤り。正しくは、筋紡錘からの入力は太く伝導の速いIa群線維を介する。Ⅲ群線維は痛み・圧などを伝える細い線維である。
❌ 誤り。正しくは、筋紡錘からの入力は太く伝導の速いIa群線維を介する。Ⅲ群線維は痛み・圧などを伝える細い線維である。
2. 運動出力はα運動神経を介する。
✅ 正しい。Ia群線維は脊髄前角のα運動ニューロンに直接シナプスし、α運動神経が錘外筋線維を収縮させる。遠心路はα運動神経である。
✅ 正しい。Ia群線維は脊髄前角のα運動ニューロンに直接シナプスし、α運動神経が錘外筋線維を収縮させる。遠心路はα運動神経である。
3. 錘外筋線維が受容器となる。
❌ 誤り。正しくは、受容器は錘外筋線維と並列に並ぶ筋紡錘(中の錘内筋線維)である。錘外筋線維は収縮して力を出す側である。
❌ 誤り。正しくは、受容器は錘外筋線維と並列に並ぶ筋紡錘(中の錘内筋線維)である。錘外筋線維は収縮して力を出す側である。
4. 反射閾値は一定である。
❌ 誤り。正しくは、閾値は状況で変わる。γ運動神経による筋紡錘の感度の調整や、Jendrassik手技(歯をくいしばる・手を引き合う)で反射が出やすくなることがその例である。
❌ 誤り。正しくは、閾値は状況で変わる。γ運動神経による筋紡錘の感度の調整や、Jendrassik手技(歯をくいしばる・手を引き合う)で反射が出やすくなることがその例である。
5. 高齢者では亢進する。
❌ 誤り。正しくは、加齢で深部腱反射は減弱しやすく、特にアキレス腱反射が低下・消失しやすい。
❌ 誤り。正しくは、加齢で深部腱反射は減弱しやすく、特にアキレス腱反射が低下・消失しやすい。
【試験対策ポイント】
| 部品 | 伸張反射 |
|---|---|
| 受容器 | 筋紡錘 |
| 求心路 | Ia群線維 |
| 中枢 | 脊髄(単シナプス) |
| 遠心路 | α運動神経 |
| 感度の調整 | γ運動神経 |
- 上位運動ニューロン障害で亢進、下位運動ニューロン・末梢神経障害で減弱・消失
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