PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午後 第96問

臨床心理学第57回午後

第57回 理学療法士国家試験 午後 第96問(臨床心理学)の正答は 3 です。イネイブラーとは、本人の問題行動の後始末を引き受けることで、結果的にその行動を続けやすくしてしまう人を指す。

問題
イネイブラー〈enabler〉である家族と患者との共依存が問題となる疾患はどれか。
  1. 1. うつ病
  2. 2. 統合失調症
  3. 3. アルコール依存症 ✓
  4. 4. Alzheimer型認知症
  5. 5. 自閉スペクトラム症

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 45.5%難問

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — アルコール依存症

イネイブラーとは、本人の問題行動の後始末を引き受けることで、結果的にその行動を続けやすくしてしまう人を指す。アルコール依存症では、家族が借金の肩代わりや欠勤の言い訳をすることで飲酒が続き、家族も本人の世話に縛られる共依存が問題となる。


【各選択肢の解説】

1. うつ病
❌ 誤り。イネイブラー・共依存が中心となる疾患ではない。正しくは、うつ病の家族支援では、励ましすぎを避けて休養を支える関わり方が重視される。
2. 統合失調症
❌ 誤り。共依存が典型的に問題となる疾患ではない。正しくは、統合失調症では家族の感情表出(EE)の高さ(批判・敵意・過度の巻き込まれ)が再発に関わることが問題となる。
3. アルコール依存症
✅ 正しい。家族が飲酒の結果を肩代わりすると、本人は飲酒による困りごとに直面せずに済むため飲酒が続く。家族自身が支援を受けて関わり方を変えることが治療の一部になる。
4. Alzheimer型認知症
❌ 誤り。共依存が中心となる疾患ではない。正しくは、家族の問題としては介護負担の大きさや介護者の疲弊が中心となる。
5. 自閉スペクトラム症
❌ 誤り。共依存が中心となる疾患ではない。正しくは、家族支援として特性の理解や関わり方を学ぶペアレントトレーニング、環境調整が中心となる。

【試験対策ポイント】

用語意味典型の疾患
イネイブラー問題行動を結果的に支える人アルコール・薬物依存症
共依存世話をする関係に互いに依存する状態アルコール依存症
高EE家族の批判・敵意・過度の巻き込まれ統合失調症の再発

家族の支援には自助グループ(アラノンなど)が用いられる。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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