第57回 理学療法士国家試験 午後 第97問
臨床心理学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第97問(臨床心理学)の正答は 3 です。適応障害は、はっきりしたストレス因に反応して抑うつや不安などが生じ、生活に支障が出る状態である。
問題
適応障害について誤っているのはどれか。
- 1. 日常生活に支障を生じる。
- 2. 認知行動療法は有効である。
- 3. 薬物療法が治療の中心になる。 ✓
- 4. 抑うつ気分を伴うことが多い。
- 5. 適応的なストレス・コーピング技能を養う必要がある。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.1%標準
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 薬物療法が治療の中心になる。
適応障害は、はっきりしたストレス因に反応して抑うつや不安などが生じ、生活に支障が出る状態である。治療の中心はストレス因の調整(環境調整)と心理療法であり、薬物療法は症状を和らげる補助的な位置づけのため、3番が誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 日常生活に支障を生じる。
✅ 正しい。ストレス因に対する反応が強く、仕事・学業・対人関係などの社会的な機能に支障が出ることが診断の要件に含まれる(DSM-5)。
✅ 正しい。ストレス因に対する反応が強く、仕事・学業・対人関係などの社会的な機能に支障が出ることが診断の要件に含まれる(DSM-5)。
2. 認知行動療法は有効である。
✅ 正しい。ストレス状況の受け取り方や対処行動を見直すことで症状が軽くなるため、認知行動療法は有効な治療法の一つである。
✅ 正しい。ストレス状況の受け取り方や対処行動を見直すことで症状が軽くなるため、認知行動療法は有効な治療法の一つである。
3. 薬物療法が治療の中心になる。(=正答)
❌ 誤り。正しくは、治療の中心はストレス因の除去・軽減(環境調整)と心理療法であり、薬物療法は不眠や不安が強いときなどに補助的に用いる。
❌ 誤り。正しくは、治療の中心はストレス因の除去・軽減(環境調整)と心理療法であり、薬物療法は不眠や不安が強いときなどに補助的に用いる。
4. 抑うつ気分を伴うことが多い。
✅ 正しい。抑うつ気分や不安、またはその両方を伴う型が多い。
✅ 正しい。抑うつ気分や不安、またはその両方を伴う型が多い。
5. 適応的なストレス・コーピング技能を養う必要がある。
✅ 正しい。ストレス因を完全に除けない場合も多いため、ストレスに対処する技能を身につけることが改善と再発予防につながる。
✅ 正しい。ストレス因を完全に除けない場合も多いため、ストレスに対処する技能を身につけることが改善と再発予防につながる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発症 | ストレス因から3か月以内(DSM-5) |
| 経過 | ストレス因が終われば6か月以内に軽快(DSM-5) |
| 治療の中心 | 環境調整・心理療法(認知行動療法など) |
| 薬物療法 | 補助的 |
ストレス因が明確で、それがなくなれば改善する点が、うつ病との見分けどころである。
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