第58回 理学療法士国家試験 午前 第1問
理学療法評価学第58回午前
第58回 理学療法士国家試験 午前 第1問(理学療法評価学)の正答は 1・3 です。図は股関節外転の段階3で、股関節を屈曲させながら脚を持ち上げる代償である。
問題
Danielsらの徒手筋力テストで股関節外転の段階3の測定をする際、図のような代償がみられた。代償動作を生じさせている筋はどれか。2つ選べ。
- 1. 大腰筋 ✓
- 2. 中間広筋
- 3. 腸骨筋 ✓
- 4. 半腱様筋
- 5. 半膜様筋
正答:1・3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.4%標準
52人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・3番 — 大腰筋・腸骨筋
図は股関節外転の段階3で、股関節を屈曲させながら脚を持ち上げる代償である。股関節を屈曲させるのは腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)であり、屈曲位で脚を上げると外転筋(中殿筋)が弱くても挙上しやすくなる。
【各選択肢の解説】
1. 大腰筋
✅ 正しい。腸骨筋とともに腸腰筋をつくる股関節の主たる屈筋である。外転の測定中にこの筋が働くと、股関節が屈曲方向へずれる代償になる。
✅ 正しい。腸骨筋とともに腸腰筋をつくる股関節の主たる屈筋である。外転の測定中にこの筋が働くと、股関節が屈曲方向へずれる代償になる。
2. 中間広筋
❌ 誤り。大腿骨から起こり膝蓋骨・脛骨粗面に付く単関節筋で、股関節をまたがない。正しくは膝関節の伸展だけに働く筋で、股関節の代償動作は起こさない。
❌ 誤り。大腿骨から起こり膝蓋骨・脛骨粗面に付く単関節筋で、股関節をまたがない。正しくは膝関節の伸展だけに働く筋で、股関節の代償動作は起こさない。
3. 腸骨筋
✅ 正しい。腸骨窩から起こり大腰筋と合流して小転子に付く股関節屈筋である。大腰筋とともに屈曲を伴う代償を生む。
✅ 正しい。腸骨窩から起こり大腰筋と合流して小転子に付く股関節屈筋である。大腰筋とともに屈曲を伴う代償を生む。
4. 半腱様筋
❌ 誤り。ハムストリングスの一つで、股関節をまたぐ作用は伸展である。正しくは股関節伸展・膝関節屈曲に働く筋で、屈曲を伴う代償の原因ではない。
❌ 誤り。ハムストリングスの一つで、股関節をまたぐ作用は伸展である。正しくは股関節伸展・膝関節屈曲に働く筋で、屈曲を伴う代償の原因ではない。
5. 半膜様筋
❌ 誤り。半腱様筋と同じく股関節伸展・膝関節屈曲に働く。正しくは屈曲方向の代償ではなく、伸展方向に働く筋である。
❌ 誤り。半腱様筋と同じく股関節伸展・膝関節屈曲に働く。正しくは屈曲方向の代償ではなく、伸展方向に働く筋である。
【試験対策ポイント】
| 股関節外転テストでの代償 | 動員される筋 |
|---|---|
| 股関節屈曲を伴う挙上 | 腸腰筋(大腰筋・腸骨筋) |
| 骨盤の挙上(引き上げ) | 腰方形筋など体幹側屈筋 |
外転の主動作筋は中殿筋(小殿筋が補助)。MMTでは「どの方向へずれたら、どの筋の代償か」を対で覚える。
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