第58回 理学療法士国家試験 午前 第26問
生理学第58回午前
第58回 理学療法士国家試験 午前 第26問(生理学)の正答は 5 です。筋収縮はアクチンフィラメントがミオシンフィラメント間に滑り込む滑走説で説明されます。
問題
筋収縮で正しいのはどれか。
- 1. 骨格筋の最大収縮時には筋細胞の長さが約10%短くなる。
- 2. アクチンフィラメントはミオシンフィラメントより太い。
- 3. 筋小胞体からのK⁺放出により筋収縮が開始される。
- 4. ATPを分解する酵素はアクチンに存在する。
- 5. 筋収縮時にH帯は短くなる。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 35.7%参考値
14人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 筋収縮時にH帯は短くなる。
筋収縮はアクチンフィラメントがミオシンフィラメント間に滑り込む滑走説で説明されます。このときミオシンのみが存在するH帯と、アクチンとミオシンが重ならないI帯が短縮します。一方、ミオシンフィラメントの長さを表すA帯は不変です。
【各選択肢の解説】
1. 骨格筋の最大収縮時には筋細胞の長さが約10%短くなる。
❌ 誤り。骨格筋は最大収縮で安静長の約30〜40%短縮します。約10%という数値は誤りです。
❌ 誤り。骨格筋は最大収縮で安静長の約30〜40%短縮します。約10%という数値は誤りです。
2. アクチンフィラメントはミオシンフィラメントより太い。
❌ 誤り。逆です。アクチン(約6nm)は細いフィラメント、ミオシン(約15nm)が太いフィラメントです。
❌ 誤り。逆です。アクチン(約6nm)は細いフィラメント、ミオシン(約15nm)が太いフィラメントです。
3. 筋小胞体からのK⁺放出により筋収縮が開始される。
❌ 誤り。筋小胞体から放出されるのはCa²⁺です。Ca²⁺がトロポニンに結合し収縮が始まります。
❌ 誤り。筋小胞体から放出されるのはCa²⁺です。Ca²⁺がトロポニンに結合し収縮が始まります。
4. ATPを分解する酵素はアクチンに存在する。
❌ 誤り。ATP分解酵素(ATPアーゼ)活性をもつのはミオシン頭部です。
❌ 誤り。ATP分解酵素(ATPアーゼ)活性をもつのはミオシン頭部です。
5. 筋収縮時にH帯は短くなる。
✅ 正しい。滑走によりアクチンが中央へ滑り込み、H帯・I帯が短縮します。
✅ 正しい。滑走によりアクチンが中央へ滑り込み、H帯・I帯が短縮します。
【試験対策ポイント】
滑走説ではA帯不変/H帯・I帯短縮が鉄則。サルコメア(Z帯間)も短縮します。Ca²⁺→トロポニン→トロポミオシン移動→アクチン・ミオシン結合→ミオシンATPアーゼ作動という収縮機構の順序も頻出です。
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