PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午前 第74問

運動学第58回午前

第58回 理学療法士国家試験 午前 第74問(運動学)の正答は 1・2 です。歩行中、ある筋が張力を保ちつつ伸ばされる局面が遠心性収縮です。

問題
正常歩行で遠心性収縮をする筋はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 踵接地から足底接地までの前脛骨筋
  2. 2. 足底接地から立脚中期までの下腿三頭筋
  3. 3. 立脚中期から踵離地までの大殿筋
  4. 4. 加速期から遊脚中期までの内側広筋
  5. 5. 遊脚中期から減速期までの腸腰筋

正答:1・2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 56.3%参考値

16人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番・2番 — 踵接地から足底接地までの前脛骨筋/足底接地から立脚中期までの下腿三頭筋

歩行中、ある筋が張力を保ちつつ伸ばされる局面が遠心性収縮です。踵接地後の前脛骨筋は足底が床に下りるのを制動し(遠心性)、足底接地〜立脚中期の下腿三頭筋は下腿が前傾するのを制御します(遠心性)。両者が正答です。


【各選択肢の解説】

1. 踵接地から足底接地までの前脛骨筋
✅ 正しい。背屈位から底屈方向へ足が下りるのを制動する遠心性収縮です(フットスラップ防止)。
2. 足底接地から立脚中期までの下腿三頭筋
✅ 正しい。下腿が前方へ倒れる(背屈)のを制御する遠心性収縮です。
3. 立脚中期から踵離地までの大殿筋
❌ 誤り。この時期の大殿筋は活動が乏しく、遠心性収縮の主局面ではありません。
4. 加速期から遊脚中期までの内側広筋
❌ 誤り。遊脚前半は膝屈曲で大腿四頭筋の活動は乏しく、遠心性の主局面ではありません。
5. 遊脚中期から減速期までの腸腰筋
❌ 誤り。腸腰筋は遊脚初期の股屈曲(求心性)に働き、減速期の主役ではありません。

【試験対策ポイント】

歩行と筋活動の代表的遠心性局面:踵接地直後の前脛骨筋(足の下降を制動)立脚中期の下腿三頭筋(下腿前傾を制御)踵接地直後の大腿四頭筋(膝屈曲を制動)踵接地後のハムストリングス(下肢前方振り出しを減速)。「筋が伸ばされながら張力を出す=衝撃吸収・ブレーキ」の場面を局面ごとに整理しましょう。

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