PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午前 第73問

運動学第58回午前

第58回 理学療法士国家試験 午前 第73問(運動学)の正答は 2 です。体をゆっくり下降させると、腕は体に対して頭の方へ上がっていき、肩関節は屈曲方向へ動く。

問題
鉄棒に肩関節屈曲90°、肘関節屈曲90°の肢位で懸垂している状態からゆっくりと体を下降させているとき、遠心性収縮をする筋はどれか。
  1. 1. 棘上筋
  2. 2. 広背筋 ✓
  3. 3. 烏口腕筋
  4. 4. 三角筋前部
  5. 5. 大胸筋鎖骨部

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.7%標準

47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 広背筋

体をゆっくり下降させると、腕は体に対して頭の方へ上がっていき、肩関節は屈曲方向へ動く。この動きにブレーキをかけながら伸ばされるのは肩関節の伸展筋で、その代表が広背筋である。


【各選択肢の解説】

1. 棘上筋
❌ 誤り。正しくは、棘上筋は肩関節の外転(特に初期)と上腕骨頭の安定に働く筋で、屈曲方向の動きを制動する伸展筋ではない。
2. 広背筋
✅ 正しい。(=正答)広背筋は肩関節の伸展・内転・内旋に働く。体重を支えたまま肩が屈曲していく下降時は、張力を出しながら引き伸ばされる遠心性収縮となる。
3. 烏口腕筋
❌ 誤り。正しくは、烏口腕筋は肩関節の屈曲・内転に働く筋で、肩が屈曲方向へ動く下降時に引き伸ばされる側ではない。
4. 三角筋前部
❌ 誤り。正しくは、三角筋前部は肩関節の屈曲筋で、下降時は付着部が近づく側であり遠心性収縮にはならない。
5. 大胸筋鎖骨部
❌ 誤り。正しくは、大胸筋鎖骨部は肩関節の屈曲・内転に働き、下降時に伸ばされながら張力を出す筋ではない。

【試験対策ポイント】

  • 遠心性収縮=筋が張力を出しながら引き伸ばされる収縮(ブレーキ役)
  • 判断の手順:①関節がどちらへ動くか →②その逆の作用をもつ筋が遠心性
  • 懸垂で体を下げる=肩屈曲方向 → 肩伸展筋(広背筋・大円筋)が遠心性
  • 懸垂で体を引き上げる=肩伸展方向 → 同じ肩伸展筋が求心性
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