PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第12問

義肢装具学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第12問(義肢装具学)の正答は 3 です。松葉杖は、腋窩と横木(腋当て)の間に2〜3横指のすき間をあけ、体重は腋窩でなく握りで支える。

問題
標準的な体格の成人における松葉杖の調整で正しいのはどれか。
第58回午後第12問 図
  1. 1. a:1横指 b:10度
  2. 2. a:1横指 b:45度
  3. 3. a:3横指 b:30度 ✓
  4. 4. a:3横指 b:45度
  5. 5. a:5横指 b:30度

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68%標準

75人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — a:3横指 b:30度

松葉杖は、腋窩と横木(腋当て)の間に2〜3横指のすき間をあけ、体重は腋窩でなく握りで支える。握りの高さは肘が約30度屈曲する位置に合わせる。腋窩で体重を受けないようにすることが、腋窩の神経の圧迫を防ぐ要点である。


【各選択肢の解説】

1. a:1横指 b:10度
❌ 誤り。すき間が狭く、腋当てが腋窩を押し上げて神経(橈骨神経など)を圧迫しやすい。肘10度ではほぼ伸び切り、押し出す余地がない。正しくは、a=3横指、b=約30度である。
2. a:1横指 b:45度
❌ 誤り。すき間が狭く腋窩を圧迫しやすいうえ、肘45度では握りが高すぎ、腕で体を持ち上げにくい。正しくは、a=3横指、b=約30度である。
3. a:3横指 b:30度
✅ 正しい。3横指あければ腋窩に体重がかからず神経の圧迫を防げ、肘約30度屈曲なら肘を伸ばす力で体を持ち上げる余地が残る。
4. a:3横指 b:45度
❌ 誤り。すき間は適切だが、肘45度では握りが高すぎる。正しくは、肘は約30度屈曲になるよう握りの高さを合わせる。
5. a:5横指 b:30度
❌ 誤り。すき間が広すぎると腋当てを胸壁と上腕で挟めず、杖が安定しない。正しくは、腋窩と横木の間は2〜3横指とする。

【試験対策ポイント】

  • 腋窩〜横木:2〜3横指(腋窩で体重を受けない)
  • 肘屈曲:約30度
  • 握りの高さ:大転子の高さが目安
  • 腋窩で体重を支えると、腋窩を通る神経の圧迫による麻痺(松葉杖麻痺)を起こす
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