第58回 理学療法士国家試験 午後 第42問
整形外科学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第42問(整形外科学)の正答は 4 です。腰椎椎間板ヘルニアの多くは保存療法で軽快し、ヘルニア塊が自然に縮小することもある。
問題
腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。
- 1. 急性期から間欠牽引を行う。
- 2. 急性期から硬性コルセットを使用する。
- 3. 急性期の疼痛に対して体操療法を行う。
- 4. 進行性の筋力低下があれば手術療法を考慮する。 ✓
- 5. 腰への負担を減らすために数か月間のベッド上安静とする。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55.6%標準
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 進行性の筋力低下があれば手術療法を考慮する。
腰椎椎間板ヘルニアの多くは保存療法で軽快し、ヘルニア塊が自然に縮小することもある。ただし神経障害が進む場合(進行性の筋力低下・膀胱直腸障害)は、待つと回復しにくくなるため手術を考える。
【各選択肢の解説】
1. 急性期から間欠牽引を行う。
❌ 誤り。牽引療法は腰椎椎間板ヘルニアに対する有効性が確立しておらず、急性期から行う治療ではない。正しくは、急性期は短期間の安静と薬物療法などで疼痛を和らげることが優先である。
❌ 誤り。牽引療法は腰椎椎間板ヘルニアに対する有効性が確立しておらず、急性期から行う治療ではない。正しくは、急性期は短期間の安静と薬物療法などで疼痛を和らげることが優先である。
2. 急性期から硬性コルセットを使用する。
❌ 誤り。腰椎椎間板ヘルニアの急性期に硬性コルセットで固定する必要はない。正しくは、用いるとしても軟性コルセットを疼痛の強い時期に短期間使う程度である。
❌ 誤り。腰椎椎間板ヘルニアの急性期に硬性コルセットで固定する必要はない。正しくは、用いるとしても軟性コルセットを疼痛の強い時期に短期間使う程度である。
3. 急性期の疼痛に対して体操療法を行う。
❌ 誤り。痛みの強い急性期に体操療法を行うと疼痛を増悪させうる。正しくは、体操療法(体幹の安定化運動・ストレッチなど)は疼痛が軽減してから始める。
❌ 誤り。痛みの強い急性期に体操療法を行うと疼痛を増悪させうる。正しくは、体操療法(体幹の安定化運動・ストレッチなど)は疼痛が軽減してから始める。
4. 進行性の筋力低下があれば手術療法を考慮する。
✅ 正しい。筋力低下が進むのは神経根の圧迫が強まっているサインで、放置すると麻痺が残るおそれがある。そのため保存療法にこだわらず手術を検討する。
✅ 正しい。筋力低下が進むのは神経根の圧迫が強まっているサインで、放置すると麻痺が残るおそれがある。そのため保存療法にこだわらず手術を検討する。
5. 腰への負担を減らすために数か月間のベッド上安静とする。
❌ 誤り。長期の臥床は筋力低下などの廃用を招き、回復も早めない。正しくは、安静はごく短期間にとどめ、痛みの範囲で日常生活の活動を続ける。
❌ 誤り。長期の臥床は筋力低下などの廃用を招き、回復も早めない。正しくは、安静はごく短期間にとどめ、痛みの範囲で日常生活の活動を続ける。
【試験対策ポイント】
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 急性期の強い疼痛 | 短期間の安静・薬物療法・神経ブロック |
| 疼痛が軽減した後 | 体操療法(体幹安定化運動など) |
| 進行性の筋力低下・膀胱直腸障害 | 手術療法を考える |
| 長期臥床 | 避ける(廃用を招く) |
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