PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第72問

運動学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第72問(運動学)の正答は 5 です。安静吸気では横隔膜の収縮(下降)と外肋間筋の収縮により胸郭が拡大します。

問題
安静呼吸における吸気時で正しいのはどれか。
  1. 1. 横隔膜は上昇する。
  2. 2. 外肋間筋は弛緩する。
  3. 3. 胸腔内は陽圧になる。
  4. 4. 腹横筋が主に収縮する。
  5. 5. 上部胸郭は前上方へ拡張する。

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

14人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 上部胸郭は前上方へ拡張する。

安静吸気では横隔膜の収縮(下降)と外肋間筋の収縮により胸郭が拡大します。とくに上部胸郭は肋骨が前上方へ持ち上がる(ポンプの柄運動)形で拡張します。この記述が正しいです。


【各選択肢の解説】

1. 横隔膜は上昇する。
❌ 誤り。吸気時、横隔膜は収縮して下降(平坦化)し、胸腔を上下に拡大します。上昇するのは呼気時です。
2. 外肋間筋は弛緩する。
❌ 誤り。外肋間筋は吸気筋で、吸気時に収縮して肋骨を挙上します。弛緩ではありません。
3. 胸腔内は陽圧になる。
❌ 誤り。胸郭拡大により胸腔内圧はより陰圧になり、肺が膨らんで空気が流入します。
4. 腹横筋が主に収縮する。
❌ 誤り。腹横筋は呼気(とくに努力呼気)の筋です。安静吸気の主動筋は横隔膜です。
5. 上部胸郭は前上方へ拡張する。
✅ 正しい。吸気で上位肋骨は胸骨とともに前上方へ挙上(ポンプハンドル運動)し、胸郭前後径が増します。

【試験対策ポイント】

呼吸運動は「安静吸気=横隔膜(主)+外肋間筋/安静呼気=受動的(弾性で戻る)」が基本。努力吸気=胸鎖乳突筋・斜角筋など補助吸気筋/努力呼気=内肋間筋・腹筋群(腹横筋など)。吸気では横隔膜下降+肋骨挙上で胸腔拡大→胸腔内圧低下(陰圧化)→空気流入、という圧の流れを押さえる。上位肋骨=ポンプ柄運動(前後径↑)、下位肋骨=バケツ柄運動(左右径↑)。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「生理学」第4章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

PT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 12科目・全84章/過去問18回分(第44〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学・解剖学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第58回 全問一覧

▶ 運動学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)