第58回 理学療法士国家試験 午後 第78問
病理学概論第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第78問(病理学概論)の正答は 3 です。悪性腫瘍は周囲の組織との境を壊しながら入り込む浸潤性発育をし、転移する。
問題
良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。
- 1. 被膜を有する。
- 2. 発育速度は遅い。
- 3. 浸潤性に発育する。 ✓
- 4. 細胞の分化度が高い。
- 5. 細胞の核分裂が少ない。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.6%難問
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 浸潤性に発育する。
悪性腫瘍は周囲の組織との境を壊しながら入り込む浸潤性発育をし、転移する。良性腫瘍は被膜に包まれて周囲を押しのける膨張性(圧排性)発育をする。他の肢はいずれも良性腫瘍の特徴を書いたものである。
【各選択肢の解説】
1. 被膜を有する。
❌ 誤り。被膜をもつのは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は被膜をもたないことが多く、境界が不明瞭である。
❌ 誤り。被膜をもつのは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は被膜をもたないことが多く、境界が不明瞭である。
2. 発育速度は遅い。
❌ 誤り。発育が遅いのは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は発育速度が速い。
❌ 誤り。発育が遅いのは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は発育速度が速い。
3. 浸潤性に発育する。
✅ 正しい。(=正答)悪性腫瘍の細胞は細胞同士の接着が弱く、周囲の組織や血管・リンパ管に入り込みながら増殖する。このため境界が不明瞭で、血管・リンパ管を通じて転移する。
✅ 正しい。(=正答)悪性腫瘍の細胞は細胞同士の接着が弱く、周囲の組織や血管・リンパ管に入り込みながら増殖する。このため境界が不明瞭で、血管・リンパ管を通じて転移する。
4. 細胞の分化度が高い。
❌ 誤り。分化度が高い(元の組織に似ている)のは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は分化度が低く、異型性が強い。
❌ 誤り。分化度が高い(元の組織に似ている)のは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は分化度が低く、異型性が強い。
5. 細胞の核分裂が少ない。
❌ 誤り。核分裂が少ないのは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は核分裂像が多く、異常な核分裂もみられる。
❌ 誤り。核分裂が少ないのは良性腫瘍である。正しくは悪性腫瘍は核分裂像が多く、異常な核分裂もみられる。
【試験対策ポイント】
| 良性腫瘍 | 悪性腫瘍 | |
|---|---|---|
| 発育形式 | 膨張性(圧排性) | 浸潤性 |
| 被膜 | あり | ないことが多い |
| 発育速度 | 遅い | 速い |
| 分化度・異型性 | 分化度高い・異型性弱い | 分化度低い・異型性強い |
| 核分裂 | 少ない | 多い |
| 転移 | しない | する |
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