PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第77問

神経内科学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第77問(神経内科学)の正答は 2 です。単純CTでは、新しい血液(凝固した血腫)と石灰化は高吸収域(白)、水分の多い組織・髄液は低吸収域(黒)に写る。

問題
頭部単純CTで低吸収域として描出されるのはどれか。
  1. 1. くも膜下出血
  2. 2. 脳梗塞慢性期 ✓
  3. 3. 脳出血急性期
  4. 4. 急性硬膜下血腫
  5. 5. 脈絡叢の石灰化

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65.6%標準

32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 脳梗塞慢性期

単純CTでは、新しい血液(凝固した血腫)と石灰化は高吸収域(白)、水分の多い組織・髄液は低吸収域(黒)に写る。慢性期の脳梗塞は壊死した組織が吸収されて髄液に近い状態になるため、はっきりした低吸収域となる。


【各選択肢の解説】

1. くも膜下出血
❌ 誤り。正しくは高吸収域で、脳底槽やシルビウス裂に沿って白く写る。
2. 脳梗塞慢性期
✅ 正しい。(=正答)壊死した脳組織が吸収されて髄液に近い成分に置き換わるため、境界のはっきりした低吸収域となる。なお超急性期(発症数時間)の梗塞はCTでほとんど変化が見えない。
3. 脳出血急性期
❌ 誤り。正しくは急性期の血腫は高吸収域となる。時間がたつと吸収されて等吸収域から低吸収域に変わっていく。
4. 急性硬膜下血腫
❌ 誤り。正しくは高吸収域で、脳表に沿った三日月型に写る。凸レンズ型の高吸収域は急性硬膜外血腫である。
5. 脈絡叢の石灰化
❌ 誤り。石灰化は骨と同じくX線を強く吸収するため、正しくは高吸収域となる。脈絡叢や松果体の生理的石灰化としてよく見られる。

【試験対策ポイント】

所見単純CT
急性期の出血(脳出血・くも膜下出血・硬膜下/硬膜外血腫)高吸収(白)
石灰化・骨高吸収(白)
脳梗塞(慢性期)・髄液低吸収(黒)
脳梗塞(超急性期)変化が乏しい
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