PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午前 第48問

神経内科学第59回午前

第59回 理学療法士国家試験 午前 第48問(神経内科学)の正答は 1・3 です。脊髄小脳変性症は小脳性運動失調を主症状とする疾患群である。

問題
脊髄小脳変性症で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. Frenkel体操が有効である。 ✓
  2. 2. 視野障害を伴うことが多い。
  3. 3. 包括的な評価指標にSARAがある。 ✓
  4. 4. 有病率は人口10万人あたり100人である。
  5. 5. 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。

正答:1・3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.7%標準

47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:1・3番 — Frenkel体操が有効である。・包括的な評価指標にSARAがある。

脊髄小脳変性症は小脳性運動失調を主症状とする疾患群である。運動療法では協調性訓練(Frenkel体操など)、評価では運動失調の重症度をまとめて点数化するSARAが用いられる。


【各選択肢の解説】

1. Frenkel体操が有効である。
✅ 正しい(=正答)。視覚で確かめながら簡単な動きから複雑な動きへ反復する協調性訓練で、運動失調に用いられる。
2. 視野障害を伴うことが多い。
❌ 誤り。主症状は小脳性運動失調(歩行・四肢の失調・構音障害)で、眼では眼振や眼球運動の障害がみられることがある。正しくは視野障害は本症の主な症状ではない。
3. 包括的な評価指標にSARAがある。
✅ 正しい(=正答)。SARAは歩行・立位・座位・言語・指追い・鼻指・手の回内回外・踵脛の8項目で運動失調の重症度を点数化する。
4. 有病率は人口10万人あたり100人である。
❌ 誤り。脊髄小脳変性症は指定難病の一つで、国内の患者数は数万人規模である。正しくは人口10万人あたり100人よりずっと少ない。
5. 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。
❌ 誤り。非遺伝性(孤発性)の多くを占める多系統萎縮症で、起立性低血圧や排尿障害などの自律神経障害が目立つ。正しくは自律神経障害は非遺伝性の方で多い。

【試験対策ポイント】

区分主な病型特徴
非遺伝性(孤発性)多系統萎縮症など自律神経障害・パーキンソニズムを伴いやすい
遺伝性脊髄小脳失調症(SCA)各型病型により純粋小脳型も多い

• 評価=SARA、訓練=Frenkel体操・重錘負荷・弾性緊縛帯など

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「神経内科学」第4章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

PT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 全36冊・全129章/過去問18回分(第44〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学・解剖学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 全36冊・全129章。運動学・解剖学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 同じ問い方「脊髄小脳変性症で正しいのはどれか」は過去2回出題 — まとめて見る

▶ 第59回 全問一覧

▶ 神経内科学 の過去問一覧

▶ 「神経・筋難病」の過去問103問まとめを見る

スポンサーリンク(広告)