第59回 理学療法士国家試験 午前 第56問
解剖学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第56問(解剖学)の正答は 5 です。反回神経は迷走神経の枝で、右は鎖骨下動脈、左は大動脈弓の下をくぐって上に折り返し、喉頭へ向かう。
問題
反回神経で正しいのはどれか。
- 1. 味覚を伝える。
- 2. 交感神経線維を含む。
- 3. 横隔神経から分枝する。
- 4. 輪状甲状筋を支配する。
- 5. 左側の走行は右側よりも長い。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.5%標準
71人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 左側の走行は右側よりも長い。
反回神経は迷走神経の枝で、右は鎖骨下動脈、左は大動脈弓の下をくぐって上に折り返し、喉頭へ向かう。左は胸の中まで下りて折り返すため、右より走行が長い。
【各選択肢の解説】
1. 味覚を伝える。
❌ 誤り。反回神経は喉頭の筋の運動と、声門より下の喉頭粘膜の感覚を担う。正しくは味覚は顔面神経(舌の前2/3)・舌咽神経(後1/3)などが伝える。
❌ 誤り。反回神経は喉頭の筋の運動と、声門より下の喉頭粘膜の感覚を担う。正しくは味覚は顔面神経(舌の前2/3)・舌咽神経(後1/3)などが伝える。
2. 交感神経線維を含む。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経の枝で、含まれる自律神経線維は副交感神経線維である。正しくは副交感神経線維を含む。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経の枝で、含まれる自律神経線維は副交感神経線維である。正しくは副交感神経線維を含む。
3. 横隔神経から分枝する。
❌ 誤り。横隔神経は頸神経叢(C3〜C5)から出て横隔膜を支配する別の神経である。正しくは反回神経は迷走神経から分枝する。
❌ 誤り。横隔神経は頸神経叢(C3〜C5)から出て横隔膜を支配する別の神経である。正しくは反回神経は迷走神経から分枝する。
4. 輪状甲状筋を支配する。
❌ 誤り。輪状甲状筋は上喉頭神経の外枝が支配する。正しくは反回神経は輪状甲状筋以外の内喉頭筋(後輪状披裂筋など)を支配する。
❌ 誤り。輪状甲状筋は上喉頭神経の外枝が支配する。正しくは反回神経は輪状甲状筋以外の内喉頭筋(後輪状披裂筋など)を支配する。
5. 左側の走行は右側よりも長い。
✅ 正しい(=正答)。左反回神経は大動脈弓を回って上行するため、鎖骨下動脈を回る右より長い。
✅ 正しい(=正答)。左反回神経は大動脈弓を回って上行するため、鎖骨下動脈を回る右より長い。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 右反回神経 | 左反回神経 |
|---|---|---|
| 回る血管 | 右鎖骨下動脈 | 大動脈弓 |
| 走行 | 短い | 長い(胸部の病変で麻痺しやすい) |
• 内喉頭筋:輪状甲状筋だけが上喉頭神経、ほかは反回神経
• 反回神経麻痺=声帯麻痺による嗄声
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