PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午前 第69問

生理学第59回午前

第59回 理学療法士国家試験 午前 第69問(生理学)の正答は 2 です。代謝量の指標は何を基準(1または分母)にしているかで見分ける。

問題
エネルギー代謝で正しいのはどれか。
  1. 1. 基礎代謝量は安静時代謝量より大きい。
  2. 2. 安静時代謝量は体重減少により低下する。 ✓
  3. 3. 呼吸商は糖質の燃焼が多くなると低下する。
  4. 4. 代謝当量〈METs〉は基礎代謝量を基準にしている。
  5. 5. エネルギー代謝率〈RMR〉は安静時代謝量を基準にしている。

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 40.4%難問

52人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 安静時代謝量は体重減少により低下する。

代謝量の指標は何を基準(1または分母)にしているかで見分ける。安静時代謝量は体格(とくに除脂肪量)に応じた量なので、体重が減ると低下する。


【各選択肢の解説】

1. 基礎代謝量は安静時代謝量より大きい。
❌ 誤り。正しくは基礎代謝量は早朝空腹時・仰臥位・覚醒状態での生命維持に必要な最小限の代謝量であり、座位安静などで測る安静時代謝量のほうが大きい。
2. 安静時代謝量は体重減少により低下する。
✅ 正しい(=正答)。代謝を行う組織(とくに筋などの除脂肪組織)が減るため、安静時代謝量は低下する。
3. 呼吸商は糖質の燃焼が多くなると低下する。
❌ 誤り。正しくは呼吸商(CO₂排出量÷O₂消費量)は糖質で1.0、脂質で約0.7であり、糖質の燃焼が多くなると上昇する。
4. 代謝当量〈METs〉は基礎代謝量を基準にしている。
❌ 誤り。正しくはMETsは座位安静時の代謝量(酸素摂取量 約3.5 mL/kg/分)を1とし、活動時の代謝量がその何倍かを表す。
5. エネルギー代謝率〈RMR〉は安静時代謝量を基準にしている。
❌ 誤り。正しくはRMRは基礎代謝量を基準(分母)にする。RMR=(活動時代謝量−安静時代謝量)÷基礎代謝量である。

【試験対策ポイント】

指標基準式・値
METs安静時代謝量活動時代謝量÷安静時代謝量
RMR基礎代謝量(活動時−安静時)÷基礎代謝量
呼吸商―糖質1.0・脂質約0.7
  • 大小:基礎代謝量 < 安静時代謝量
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