第60回 理学療法士国家試験 午前 第1問
理学療法評価学第60回午前
Danielsらの徒手筋力テストを図に示す。対象となる筋はどれか。
1. 棘上筋
2. 僧帽筋
3. 菱形筋
4. 肩甲下筋
5. 上腕三頭筋
- 1. 棘上筋
- 2. 僧帽筋
- 3. 菱形筋
- 4. 肩甲下筋 ✓
- 5. 上腕三頭筋
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 肩甲下筋
図に示される肩の外転位での筋力検査では、肩甲下筋が対象となります。肩甲下筋は肩関節の内旋と安定化に主要な役割を果たし、この肢位での評価が重要です。
---
【各選択肢の解説】
1. 棘上筋
❌ 誤り。棘上筋は肩の初期外転筋です。この肢位での主対象ではありません。
2. 僧帽筋
❌ 誤り。僧帽筋は肩甲骨の動きに関与しますが、この検査の対象外です。
3. 菱形筋
❌ 誤り。菱形筋も肩甲骨の動きに関連しますが、この肢位での主対象ではありません。
4. 肩甲下筋
✅ 正しい。肩甲下筋は肩関節内旋・安定化筋として、図に示される肢位での主要評価対象です。Danielsらの検査法では肩甲下筋が対象です。
5. 上腕三頭筋
❌ 誤り。上腕三頭筋は肘関節の伸展筋であり、この検査に含まれません。
---
【試験対策ポイント】
肩甲下筋は腱板構成筋の一つで、肩関節の安定化に重要です。棘上筋・棘下筋・小円筋とともに腱板を形成し、投球障害肩の評価で頻出です。肩甲下筋の内旋力低下は肩関節前方脱臼や投球障害の危険因子となります。