PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午前 第100問

臨床心理学第60回午前

第60回 理学療法士国家試験 午前 第100問(臨床心理学)の正答は 3 です。ADHDの心理社会的治療では、気が散る刺激を減らす環境調整と、指示の出し方・ほめ方の工夫が基本となる。

問題
注意欠如・多動症〈注意欠如・多動性障害〉に対する心理社会的治療で適切でないのはどれか。
  1. 1. 指示は1つずつ出す。
  2. 2. 視覚化した指示を出す。
  3. 3. 雑談しながら作業をさせる。 ✓
  4. 4. 軽微な症状が出ても許容する。
  5. 5. 好ましい行動をしたらすぐにほめる。

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 70.1%やさしい

87人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 雑談しながら作業をさせる。

ADHDの心理社会的治療では、気が散る刺激を減らす環境調整と、指示の出し方・ほめ方の工夫が基本となる。雑談しながらの作業は注意をそらす刺激を増やすため適切でない。


【各選択肢の解説】

1. 指示は1つずつ出す。
✅ 適切である。一度に複数の指示を出すと覚えきれず抜けやすいため、1つずつ短く出す。
2. 視覚化した指示を出す。
✅ 適切である。手順表や絵カードなど目に見える形にすると、指示を保持しやすく後から確認できる。
3. 雑談しながら作業をさせる。
❌ 適切でない(=正答)。会話が注意をそらし、作業が中断・停滞する。正しくは、作業中は余計な刺激を減らし、作業に集中できる環境を整える。
4. 軽微な症状が出ても許容する。
✅ 適切である。小さな不注意や落ち着きのなさを毎回注意すると叱責ばかりになり、自己評価が下がる。危険のない軽い行動は許容し、好ましい行動に注目する。
5. 好ましい行動をしたらすぐにほめる。
✅ 適切である。行動の直後にほめると、何が良かったかが結びつきやすく、望ましい行動が定着しやすい。

【試験対策ポイント】

工夫具体例
環境調整刺激の少ない席・机の上を整理・作業中の会話を減らす
指示1つずつ・短く・目に見える形で
ほめ方好ましい行動の直後にほめる
叱り方軽い行動は許容し、叱責中心にしない
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