PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第66問

生理学第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第66問(生理学)の正答は 1 です。嘔吐では胃液の塩酸(H⁺とCl⁻)が失われ、血中の重炭酸イオンが相対的に増えるため代謝性アルカローシスになる。

問題
アルカローシスをきたすのはどれか。
  1. 1. 嘔吐 ✓
  2. 2. 飢餓
  3. 3. 下痢
  4. 4. 重症の喘息
  5. 5. CO₂ナルコーシス

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 79.6%やさしい

54人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 嘔吐

嘔吐では胃液の塩酸(H⁺とCl⁻)が失われ、血中の重炭酸イオンが相対的に増えるため代謝性アルカローシスになる。ほかの4つはいずれもアシドーシス側である。


【各選択肢の解説】

1. 嘔吐
✅ 正しい。(=正答)胃酸の喪失でH⁺が体外へ失われ、代謝性アルカローシスをきたす。
2. 飢餓
❌ 誤り。飢餓はアシドーシス側の変化である。正しくは糖が不足して脂肪の分解が進みケトン体が増えるため、代謝性アシドーシスをきたす。
3. 下痢
❌ 誤り。失われるのは酸ではなく塩基である。正しくは重炭酸イオンを多く含む腸液が失われるため、代謝性アシドーシスをきたす。
4. 重症の喘息
❌ 誤り。重症になると換気が保てない。正しくは重症の喘息発作では換気が不足してCO₂が貯留し、呼吸性アシドーシスをきたす。
5. CO₂ナルコーシス
❌ 誤り。CO₂の蓄積はアシドーシス側である。正しくはCO₂ナルコーシスは高度のCO₂貯留による意識障害で、呼吸性アシドーシスをきたす。

【試験対策ポイント】

異常代表的な原因
代謝性アルカローシス嘔吐(胃酸喪失)
代謝性アシドーシス下痢(重炭酸の喪失)、飢餓・糖尿病(ケトン体)
呼吸性アシドーシス換気不足(重症喘息、CO₂ナルコーシス)
呼吸性アルカローシス過換気

「嘔吐=酸を失う=アルカローシス」「下痢=塩基を失う=アシドーシス」と、失うものの向きで覚える。

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