第61回 理学療法士国家試験 午前 第61問
生理学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 3 です。骨格筋線維の中の筋原線維は、Z帯で区切られた筋節(サルコメア)の繰り返しでできており、筋節が収縮の単位である。
問題
骨格筋の筋線維で正しいのはどれか。
- 1. 単核である。
- 2. ミトコンドリアをもたない。
- 3. 筋原線維は筋節に細分化される。 ✓
- 4. 筋小胞体はNa⁺の貯蔵部位である。
- 5. ミオシンフィラメントは主にI帯に存在する。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 43.8%難問
89人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 筋原線維は筋節に細分化される。
骨格筋線維の中の筋原線維は、Z帯で区切られた筋節(サルコメア)の繰り返しでできており、筋節が収縮の単位である。筋線維の構造(多核・Ca²⁺の貯蔵・フィラメントの位置)を正しく言えるかを見る問題。
【各選択肢の解説】
1. 単核である。
❌ 誤り。骨格筋線維は筋芽細胞が融合してできる細胞である。正しくは多核で、核は線維の辺縁に並ぶ。
❌ 誤り。骨格筋線維は筋芽細胞が融合してできる細胞である。正しくは多核で、核は線維の辺縁に並ぶ。
2. ミトコンドリアをもたない。
❌ 誤り。正しくは多数のミトコンドリアをもち、とくに遅筋線維(タイプⅠ)に豊富である。
❌ 誤り。正しくは多数のミトコンドリアをもち、とくに遅筋線維(タイプⅠ)に豊富である。
3. 筋原線維は筋節に細分化される。
✅ 正しい。Z帯からZ帯までが1つの筋節で、これが縦に連なって筋原線維をつくる。
✅ 正しい。Z帯からZ帯までが1つの筋節で、これが縦に連なって筋原線維をつくる。
4. 筋小胞体はNa⁺の貯蔵部位である。
❌ 誤り。正しくは筋小胞体はCa²⁺の貯蔵部位で、興奮が伝わるとCa²⁺を放出して収縮を起こす。
❌ 誤り。正しくは筋小胞体はCa²⁺の貯蔵部位で、興奮が伝わるとCa²⁺を放出して収縮を起こす。
5. ミオシンフィラメントは主にI帯に存在する。
❌ 誤り。正しくはミオシン(太いフィラメント)はA帯にある。I帯はアクチン(細いフィラメント)だけの部分である。
❌ 誤り。正しくはミオシン(太いフィラメント)はA帯にある。I帯はアクチン(細いフィラメント)だけの部分である。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 中身 | 収縮時 |
|---|---|---|
| A帯(暗帯) | ミオシン(アクチンと重なる部分を含む) | 長さは変わらない |
| I帯(明帯) | アクチンのみ | 短くなる |
| H帯 | ミオシンのみ(アクチンが届かない中央) | 短くなる |
| Z帯 | 筋節の境界 | 間隔が縮まる |
Na⁺とCa²⁺の入れ替えが定番のひっかけ。筋小胞体=Ca²⁺と覚える。
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