第61回 理学療法士国家試験 午後 第1問
理学療法評価学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第1問(理学療法評価学)の正答は 3 です。図は肩関節の水平屈曲(水平内転)の測定である。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準1995年)に従って、図のように肩関節の可動域を測定した。正しいのはどれか。
- 1. 検査肢位は側臥位である。
- 2. 参考可動域は150度である。
- 3. 肩甲骨の前方突出に注意する。 ✓
- 4. 移動軸は橈骨茎状突起と肩峰を結ぶ線である。
- 5. 基本軸は烏口突起を通る矢状面への垂直線である。
正答:3番
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-07-16)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — 肩甲骨の前方突出に注意する。
図は肩関節の水平屈曲(水平内転)の測定である。肩関節90°外転位から上肢を前方(内側)へ動かす運動で、このとき肩甲骨の前方突出(外転)による代償が起こりやすく、これを抑えて肩甲上腕関節の動きを測定する。選択肢3が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 検査肢位は側臥位である。
❌ 誤り。水平屈曲・水平伸展の検査肢位は座位(肩関節90°外転位)である。側臥位ではない。
❌ 誤り。水平屈曲・水平伸展の検査肢位は座位(肩関節90°外転位)である。側臥位ではない。
2. 参考可動域は150度である。
❌ 誤り。肩関節水平屈曲の参考可動域は135度である。
❌ 誤り。肩関節水平屈曲の参考可動域は135度である。
3. 肩甲骨の前方突出に注意する。
⭕ 正しい(=正答)。水平屈曲では肩甲骨の前方突出(外転)による代償が生じやすいため、これを抑制して測定する。
4. 移動軸は橈骨茎状突起と肩峰を結ぶ線である。
❌ 誤り。水平屈曲・水平伸展の移動軸は上腕骨である。橈骨茎状突起は用いない。
❌ 誤り。水平屈曲・水平伸展の移動軸は上腕骨である。橈骨茎状突起は用いない。
5. 基本軸は烏口突起を通る矢状面への垂直線である。
❌ 誤り。基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線である。烏口突起ではない。
❌ 誤り。基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線である。烏口突起ではない。
【試験対策ポイント】
肩関節水平屈曲(水平内転):基本軸=肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸=上腕骨、参考可動域=135度、検査肢位=座位(90°外転位)。代償の肩甲骨前方突出に注意する。水平伸展(水平外転)は参考可動域30度。屈曲・外転(180度)と数値・基本軸を混同しないよう整理する。
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