PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第61回 理学療法士国家試験 午後 第77問

臨床医学第61回午後

第61回 理学療法士国家試験 午後 第77問(臨床医学)の正答は 1 です。骨転移の症候は、疼痛・病的骨折・脊髄圧迫・高カルシウム血症である。

問題
がんの骨転移による症候でないのはどれか。
  1. 1. 振戦 ✓
  2. 2. 疼痛
  3. 3. 脊髄圧迫
  4. 4. 病的骨折
  5. 5. 高カルシウム血症

正答:1番

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初回正答率 66%標準

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 振戦

骨転移の症候は、疼痛・病的骨折・脊髄圧迫・高カルシウム血症である。このうち病的骨折と脊髄圧迫は骨関連事象(SRE:病的骨折・脊髄圧迫・骨への放射線治療・骨への手術)にも数えられる。振戦は骨の破壊からは生じず、骨転移の症候に入らない。


【各選択肢の解説】

1. 振戦
✅ 正しい。振戦はParkinson病・本態性振戦・甲状腺機能亢進症などでみられる不随意運動で、骨転移の症候ではない(=正答)。
2. 疼痛
❌ 誤り。体動時に強くなる。正しくは、疼痛は骨転移で最も多い症候である。
3. 脊髄圧迫
❌ 誤り。椎体への転移が脊柱管内に広がると脊髄を圧迫し、麻痺や膀胱直腸障害を起こす。正しくは、脊髄圧迫は骨転移の症候である。
4. 病的骨折
❌ 誤り。骨がもろくなり、わずかな力で骨折する。大腿骨や椎体で問題になる。正しくは、病的骨折は骨転移の症候である。
5. 高カルシウム血症
❌ 誤り。骨の破壊でカルシウムが血中に溶け出し、口渇・多尿・便秘・意識障害などを起こす。正しくは、高カルシウム血症は骨転移の症候である。

【試験対策ポイント】

骨転移の症候押さえる点
疼痛最も多い症状
病的骨折大腿骨・椎体(骨関連事象に入る)
脊髄圧迫麻痺・膀胱直腸障害=緊急対応(骨関連事象に入る)
高カルシウム血症口渇・多尿・意識障害

リハビリテーションでは、骨折リスクのある部位への荷重やひねりの負荷を確かめてから運動を組む。

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