変形性関節症の理学療法 頻出ポイント
変形性膝関節症(膝OA)・変形性股関節症(股OA)はPT国試で繰り返し出る疾患。術前保存療法から人工関節術後リハまで一貫して押さえましょう。
1. 変形性膝関節症(膝OA)
| 項目 | 内容 |
|---|
| 好発 | 50〜60代女性・肥満・X脚(外反変形)より内反変形が多い |
| X線所見 | 内側関節裂隙の狭小化・骨棘形成・軟骨下骨硬化 |
| 特徴的症状 | 起立・歩行開始時の痛み・階段昇降困難・大腿四頭筋萎縮 |
| 保存療法 | 大腿四頭筋強化・免荷(杖使用)・体重管理・関節可動域訓練 |
| TKA後リハ | 術翌日から離床・CPMによる可動域訓練・退院前に90°屈曲確保を目標 |
TKA後の禁忌肢位はない TKA(人工膝関節全置換術)後は、THA(股関節)後と異なり特定の禁忌肢位はない。膝過屈曲の制限はあるが、脱臼リスクはTHAほど高くない。
2. 変形性股関節症(股OA)
- 先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全が原因の二次性OAが日本では多い。
- トレンデレンブルグ徴候:患側荷重時に反対側の骨盤が下がる→中殿筋弱化。杖は健側で使用。
- THA後の禁忌肢位(後外側アプローチ):股関節屈曲90°以上+内転+内旋で脱臼リスク。和式トイレ・深い椅子は禁忌。
杖を持つ手は「健側」 股OAで杖を健側で持つ理由:患側荷重時に杖と患側股関節に分散される→患側への荷重軽減。杖の長さは大転子の高さが目安。
過去問を解いてみよう
PTカコモンで実際の過去問を演習できます。
無料で演習する
最終更新: 2026年5月