| 分類 | 病変部位 | 代表疾患 |
|---|---|---|
| 弛緩性 | 下位運動ニューロン(脳神経・末梢神経・神経筋接合部・筋) | 球麻痺・重症筋無力症・ギラン・バレー症候群・筋ジストロフィー |
| 痙性 | 上位運動ニューロン(両側) | 偽性球麻痺・両側大脳皮質損傷 |
| 失調性 | 小脳系 | 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症 |
| 運動低下性 | 錐体外路(大脳基底核) | パーキンソン病 |
| 運動過多性 | 大脳基底核 | ハンチントン病・口部顔面ジスキネジア・ジストニア |
| 一側性上位運動ニューロン性(UUMN) | 一側大脳皮質・皮質延髄路 | 一側大脳半球の脳卒中 |
| 混合性 | 複数部位 | 筋萎縮性側索硬化症(弛緩性+痙性)・多系統萎縮症 |
「運動低下性=錐体外路(大脳基底核)」「運動過多性=大脳基底核」は同じ部位だが症状が逆。「パーキンソン病=運動過多性」は誤り——運動低下性。「ギラン・バレー=運動過多性」は誤り——弛緩性。「筋萎縮性側索硬化症=混合性」が正しい(弛緩性+痙性の両方を合併)。「運動低下性構音障害=錐体路系」は誤り——錐体外路系。
| 疾患 | 構音障害タイプ |
|---|---|
| パーキンソン病 | 運動低下性 |
| 脊髄小脳変性症 | 失調性 |
| 筋萎縮性側索硬化症(ALS) | 混合性(弛緩性+痙性) |
| 重症筋無力症 | 弛緩性 |
| ギラン・バレー症候群 | 弛緩性 |
| 筋ジストロフィー | 弛緩性 |
| 進行性球麻痺 | 弛緩性 |
| 偽性球麻痺 | 痙性 |
| 口部顔面ジスキネジア | 運動過多性 |
| ハンチントン病 | 運動過多性 |
| 多系統萎縮症 | 混合性(失調性+運動低下性など) |
「線維束性収縮(攣縮)」は下位運動ニューロン病変(弛緩性)の身体所見。痙性構音障害ではみられない。
「声のふるえ(声の振戦)」は痙性構音障害の特徴ではない——失調性の特徴。「加速現象(発話の加速)」は痙性ではなく運動低下性(パーキンソン病)の特徴。
「開鼻声」は失調性の主症状ではない(弛緩性・重症筋無力症の特徴)。「気息性嗄声」も失調性の主症状ではない。
「高い声」はパーキンソン病の発話特徴ではない。「スラー様発話」も運動低下性ではなく失調性・弛緩性の特徴。「声が徐々に大きくなる」はパーキンソン病と逆——小声になる。
「筋緊張亢進」は運動過多性の主病態ではない(運動過多性は不随意運動が主体)。「気息性嗄声」は弛緩性の特徴。
「発話速度の亢進=ALS」は誤り——ALSは発話速度が遅くなる。「発話速度の亢進」はパーキンソン病(運動低下性)の特徴。
| タイプ | DDKの特徴 |
|---|---|
| 運動低下性 | 加速現象(口腔交互運動で速くなる) |
| 失調性 | 不規則・速度の変動 |
| 痙性 | 遅い・不規則 |