第2章|評価

対応過去問 10問 / 難易度 ★★★☆☆

発話特徴抽出検査

評価項目

含まれる評価項目:

  • 声質(粗糙性・気息性・努力性など)
  • 話し方(発話の特徴)
  • 話す速さ・速さの変動
  • 共鳴・構音(開鼻声・子音の歪みなど)
  • 声のふるえ
  • 異常度(5段階評価)
  • 声の高さ・大きさ・変動
  • 声の翻転(ピッチブレーク)

含まれない評価項目:

  • 発話量(どれだけ話したか)
  • 声の持続時間(最長発声持続時間はFDTなど別検査)

録音音声で評価できないもの

録音で評価不可

  • 声の大きさの程度(音圧計が必要)
  • 随伴症状(身体の動き)

録音で評価可能

  • 声の高さの程度・変動
  • 声の翻転
  • 声の大きさの変動(相対的変化は可)
  • 声のふるえ

「声の大きさの程度」は録音だけでは客観的評価が困難。「声の持続時間」は発話特徴抽出検査の項目ではない。

発話特徴抽出検査の形式

  • 聴覚心理的検査
  • 順序尺度を用いる
  • 異常度は5段階で評価
  • 声の大きさは直接観察(録音音声での評価は不十分)

その他の評価

失調性構音障害の評価指標

有用な指標:

  • 発話速度
  • 発話明瞭度
  • 舌交互運動(DDK)
  • 最長発声持続時間

有用でない指標声門下圧(失調性の本質的障害と直接関連しない)

運動障害性構音障害と器質性構音障害の鑑別

鑑別に用いる検査:視診・筋電図・反射検査・随意運動検査

鑑別に用いないCADL(実用コミュニケーション能力検査)——コミュニケーション機能の評価であり鑑別診断には使わない

運動障害性構音障害の特徴(発語失行との鑑別)

特徴運動障害性構音障害発語失行
誤りの一貫性一貫性あり不一貫
音の探索行動なしあり
自己修正の試みなしあり
障害の本質構音器官の運動機能低下構音運動プログラミングの障害