| 分類 | 筋名 | 機能 |
|---|---|---|
| 舌骨上筋群 | 顎舌骨筋・顎二腹筋・茎突舌骨筋・オトガイ舌骨筋 | 舌骨を前上方に引き上げ、喉頭挙上を助ける |
| 舌骨下筋群 | 胸骨舌骨筋・甲状舌骨筋・肩甲舌骨筋・胸骨甲状筋 | 舌骨・喉頭を下方に引く |
胸骨舌骨筋は舌骨下筋群(舌骨上筋群ではない)。舌骨上筋群に含まれないのは「胸骨舌骨筋」。
✅ 喉頭挙上に関与する筋:オトガイ舌骨筋・顎二腹筋・甲状舌骨筋(舌骨上筋・甲状舌骨筋)
❌ 喉頭挙上に関与しない筋:
| 筋名 | 機能 |
|---|---|
| 茎突咽頭筋 | 咽頭の挙上・拡大 |
| オトガイ舌骨筋 | 舌骨の前上方移動(挺舌ではない) |
| 外側輪状披裂筋 | 声門閉鎖 |
| 口蓋帆挙筋 | 軟口蓋挙上 |
| 輪状咽頭筋 | 食道入口部の収縮(嚥下時は弛緩して開大) |
| 舌骨舌筋 | 舌の後退 |
| オトガイ舌筋 | 舌の突出 |
| 口蓋舌筋 | 軟口蓋の下制(軟口蓋挙上ではない) |
「オトガイ舌骨筋→挺舌」は誤り(挺舌はオトガイ舌筋)。
「口蓋舌筋→軟口蓋の挙上」は誤り(口蓋舌筋は軟口蓋を下制・舌根を挙上する)。
「輪状咽頭筋→嚥下時に収縮」は誤り(嚥下時は弛緩して食道入口部が開大する)。
咽頭期の反射運動に関わる知覚神経:迷走神経・舌咽神経
咽頭神経叢支配の筋(嚥下障害に関与):口蓋舌筋・口蓋咽頭筋・輪状咽頭筋・上咽頭収縮筋
口蓋帆張筋は咽頭神経叢支配ではなく、三叉神経(下顎神経)支配。
表在知覚と支配神経:
| 部位 | 支配神経 |
|---|---|
| 前額 | 三叉神経(眼神経)(顔面神経ではない) |
| 口唇 | 三叉神経 |
| 喉頭 | 迷走神経 |
| 軟口蓋 | 舌咽神経 |
| 舌後方 | 舌咽神経(舌下神経ではない) |
嚥下咽頭期に収縮する筋:甲状咽頭筋(下咽頭収縮筋の一部)・咽頭収縮筋群
嚥下時に収縮:咽頭収縮筋(甲状咽頭筋含む)・外側輪状披裂筋(声門閉鎖)。
嚥下時に弛緩するのは輪状咽頭筋(食道入口部が開く)。
後輪状披裂筋は声門開大筋(嚥下時は声門を閉じるため収縮しない)。
| 期 | 内容 |
|---|---|
| 先行期(認知期) | 食物の認知・食欲・食環境への対応 |
| 口腔準備期 | 咀嚼・食塊形成(食物の取り込みも含む) |
| 口腔期 | 食塊の咽頭への移送(舌による) |
| 咽頭期 | 嚥下反射による咽頭通過 |
| 食道期 | 蠕動運動による胃への移送 |
口腔準備期の機能:咀嚼・食物の取り込み
| 発達段階 | 特徴的な運動 |
|---|---|
| 経口摂取準備期 | 吸啜反射 |
| 嚥下機能獲得期 | 下口唇の内転 |
| 捕食機能獲得期 | 口唇閉鎖(舌の突出ではない) |
| 押しつぶし機能獲得期 | 左右口唇の水平運動 |
| すりつぶし機能獲得期 | 下顎の上下左右運動 |
「捕食機能獲得期→舌の突出」は誤り(捕食は口唇閉鎖が特徴)。
吸啜反射は3か月ごろから減弱し始める。
嚥下機能は1歳ごろまでに完成するとは言えない(哺乳嚥下から成人型への移行は数年かかる)。
嚥下反射において喉頭が移動する方向:前上方
加齢に伴う嚥下機能の変化:
「喉頭挙上のタイミングが早くなる」は誤り(遅れる)。
「食道入口部括約筋が緩んでいる」は誤り(硬くなりやすい)。
「安静時の喉頭の位置が高くなる」は誤り(下垂する)。
骨粗鬆症は加齢による嚥下障害の直接的原因ではない。
加齢による嚥下障害の原因:フレイル・サルコペニア・口腔乾燥症・知覚閾値の上昇