6-1 性差・年齢による発生頻度
女性に多い疾患
- 心因性音声障害(心因性失声症)
- 痙攣性発声障害(内転型)
- ポリープ様声帯(ラインケ浮腫)
- 成人の声帯結節
男性に多い疾患
- 喉頭癌(喫煙関連)
- 変声障害(男性の変声期の問題)
- 小児声帯結節(男児に多い)
- 吃音(男性に多い。男女比でおよそ数倍)
明確な性差がない疾患
「男性より女性に多いのはどれか」と問われたら、まず心因性音声障害(心因性失声症)と痙攣性発声障害を選ぶ。
「声帯溝症は女性に多い」は誤り(明確な性差はない)。
「喉頭癌は女性に多い」「変声障害は女性に多い」「小児声帯結節は女児に多い」もいずれも誤り。
吃音を「女性に多い」とするのも誤りで、吃音は男性に多い。音声・発話領域の性差を並べる問題では、女性側に入るのは心因性・痙攣性の2つと覚え、吃音・喉頭癌・小児声帯結節は男性(男児)側へ振り分ける。
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この章の続きで扱う内容
- 6-2 音声障害診療ガイドライン(2018年版)の分類
- 6-3 喉頭内視鏡所見と疾患の対応
- 6-4 発話の評価(明瞭度・リズム)
- 6-5 手術適応の整理