MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第9問

人体の構造と機能第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第9問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。細菌を取り込んで処理する貪食は、好中球・マクロファージ(単球)の働きである。

問題
免疫について誤っているのはどれか。
  1. 1. 活性化したB 細胞は抗体を産生する。
  2. 2. 肥満細胞がヒスタミンを放出して炎症を引き起こす。
  3. 3. マクロファージは抗原情報を提示する。
  4. 4. キラーT 細胞がウイルスに感染した細胞を破壊する。
  5. 5. リンパ球が体内に侵入した細菌を貪食する。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 48%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — リンパ球が体内に侵入した細菌を貪食する。

細菌を取り込んで処理する貪食は、好中球・マクロファージ(単球)の働きである。リンパ球は抗体の産生(B細胞)や感染細胞の破壊(T細胞)を担い、細菌を貪食する役ではない。


【各選択肢の解説】

1. 活性化したB細胞は抗体を産生する。
✅ 正しい。抗原刺激で活性化したB細胞は形質細胞に分化し、抗体(免疫グロブリン)を分泌する(液性免疫)。
2. 肥満細胞がヒスタミンを放出して炎症を引き起こす。
✅ 正しい。肥満細胞は表面のIgEに抗原が結合すると脱顆粒してヒスタミンを放出し、血管透過性亢進などの炎症・即時型アレルギーを起こす。
3. マクロファージは抗原情報を提示する。
✅ 正しい。マクロファージは取り込んだ抗原を分解し、その断片をMHC分子に載せてT細胞に提示する抗原提示細胞である。
4. キラーT細胞がウイルスに感染した細胞を破壊する。
✅ 正しい。キラーT細胞(細胞傷害性T細胞、CD8⁺)はMHCクラスⅠに載ったウイルス抗原を認識し、感染細胞を破壊する(細胞性免疫)。
5. リンパ球が体内に侵入した細菌を貪食する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは細菌を貪食するのは好中球とマクロファージ(単球)で、リンパ球は抗体産生や細胞傷害によって働く。

【試験対策ポイント】

細胞主な働き
好中球貪食(細菌感染の初期に最も多く集まる)
マクロファージ貪食・抗原提示
B細胞形質細胞に分化し抗体産生
キラーT細胞感染細胞・腫瘍細胞の破壊
肥満細胞ヒスタミン放出(Ⅰ型アレルギー)
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