MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第18問

腎・泌尿器・生殖器系第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第18問(腎・泌尿器・生殖器系)の正答は 3 です。糖尿病性腎症は、早期に微量アルブミン尿で見つけることができ、同じ細小血管障害である網膜症・神経障害と合併しやすい。

問題
糖尿病性腎症について正しいのはどれか。 a.発症リスクは糖尿病の罹病期間と相関しない。 b.微量アルブミン尿の測定が早期診断に有用である。 c.網膜症、神経障害の合併頻度が高い。 d.血液透析などの腎代替療法が必要になることはまれである。 e.治療に副腎皮質ステロイドを用いる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c ✓
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 80%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(b・c)

糖尿病性腎症は、早期に微量アルブミン尿で見つけることができ、同じ細小血管障害である網膜症・神経障害と合併しやすい。罹病期間が長いほど発症しやすく、透析導入の原因疾患として最も多い(日本透析医学会 統計調査)。


【各選択肢の解説】

a.発症リスクは糖尿病の罹病期間と相関しない。
❌ 誤り。正しくは罹病期間が長いほど、また血糖コントロールが悪いほど発症しやすい。

b.微量アルブミン尿の測定が早期診断に有用である。
✅ 正しい。通常の尿試験紙で蛋白が出る前の段階で、尿中のアルブミンがわずかに増えるため、早期腎症の診断に使われる。

c.網膜症、神経障害の合併頻度が高い。
✅ 正しい。網膜症・腎症・神経障害はいずれも高血糖による細小血管障害(三大合併症)で、同じ人に重なって起こりやすい。

d.血液透析などの腎代替療法が必要になることはまれである。
❌ 誤り。正しくは糖尿病性腎症は新規透析導入の原因疾患の第1位で、腎代替療法が必要になることは多い(日本透析医学会 統計調査)。

e.治療に副腎皮質ステロイドを用いる。
❌ 誤り。ステロイドは血糖を上げるので治療には用いない。正しくは血糖と血圧の管理(降圧薬はRA系阻害薬が中心)・食事療法が治療の基本である。

1. a、b
❌ 誤り。aが誤り。正しくはb・c。
2. a、e
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはb・c。
3. b、c
✅ 正しい(=正答)。早期診断の指標と合併症の特徴がそろっている。
4. c、d
❌ 誤り。dが誤り。正しくはb・c。
5. d、e
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・c。

【試験対策ポイント】

  • 糖尿病の三大合併症(細小血管障害)=網膜症・腎症・神経障害
  • 早期診断=微量アルブミン尿
  • 新規透析導入の原因第1位=糖尿病性腎症(日本透析医学会 統計調査)
  • 治療=血糖・血圧管理、RA系阻害薬
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