第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第19問
腎・泌尿器・生殖器系第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第19問(腎・泌尿器・生殖器系)の正答は 3 です。長期透析では、腎で活性型ビタミンDがつくられず、リンが排泄されないため、低Ca血症・高リン血症が続き、副甲状腺が刺激され続けて二次性副甲状腺機能「亢進症」となる。
問題
長期透析患者にみられる合併症でないのはどれか。
- 1. 腎性貧血
- 2. アミロイドーシス
- 3. 二次性副甲状腺機能低下症 ✓
- 4. 活性型ビタミンD 欠乏
- 5. 掻痒症
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 36.8%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 二次性副甲状腺機能低下症
長期透析では、腎で活性型ビタミンDがつくられず、リンが排泄されないため、低Ca血症・高リン血症が続き、副甲状腺が刺激され続けて二次性副甲状腺機能「亢進症」となる。「低下症」と向きを逆にした選択肢である。
【各選択肢の解説】
1. 腎性貧血
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に合併する。腎からのエリスロポエチン産生が減って赤血球がつくられにくくなる。
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に合併する。腎からのエリスロポエチン産生が減って赤血球がつくられにくくなる。
2. アミロイドーシス
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に合併する。透析で除去しきれないβ₂ミクログロブリンがアミロイドとして沈着し、手根管症候群や破壊性脊椎関節症を起こす(透析アミロイドーシス)。
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に合併する。透析で除去しきれないβ₂ミクログロブリンがアミロイドとして沈着し、手根管症候群や破壊性脊椎関節症を起こす(透析アミロイドーシス)。
3. 二次性副甲状腺機能低下症
✅ 正しい(=合併症でない・正答)。低Ca血症・高リン血症・活性型ビタミンD不足がそろって副甲状腺は刺激され続けるので、起こるのは機能亢進症のほうで、低下症にはならない。
✅ 正しい(=合併症でない・正答)。低Ca血症・高リン血症・活性型ビタミンD不足がそろって副甲状腺は刺激され続けるので、起こるのは機能亢進症のほうで、低下症にはならない。
4. 活性型ビタミンD 欠乏
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に合併する。ビタミンDを活性型にする腎の働き(1α位の水酸化)が失われるためである。
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に合併する。ビタミンDを活性型にする腎の働き(1α位の水酸化)が失われるためである。
5. 掻痒症
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に多くみられる皮膚症状で、原因は複数の要因が重なる。
❌ 誤り。正しくは長期透析患者に多くみられる皮膚症状で、原因は複数の要因が重なる。
【試験対策ポイント】
透析患者のCa・リン代謝の流れ:
腎機能低下 → 活性型ビタミンD低下・高リン血症 → 低Ca血症 → PTH分泌増加=二次性副甲状腺機能亢進症 → 骨病変(腎性骨異栄養症)
ほかの頻出合併症:腎性貧血(エリスロポエチン低下)・透析アミロイドーシス(β₂ミクログロブリン)。
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