第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問
消化器系第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問(消化器系)の正答は 5 です。逆流性食道炎は胃酸の食道への逆流で起こる。
問題
逆流性食道炎について誤っているのはどれか。
- 1. 胃液の逆流によって発生する。
- 2. アルコール摂取は増悪因子である。
- 3. 高齢者に多い。
- 4. 肥満者に多い。
- 5. ヘリコバクター・ピロリの除菌により改善する。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — ヘリコバクター・ピロリの除菌により改善する。
逆流性食道炎は胃酸の食道への逆流で起こる。ピロリ除菌は胃酸分泌を回復させるため、逆流性食道炎はむしろ悪化しうる(改善しない)。よって5番が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 胃液の逆流によって発生する。
✅ 正しい。胃酸を含む胃内容の食道への逆流が原因。
✅ 正しい。胃酸を含む胃内容の食道への逆流が原因。
2. アルコール摂取は増悪因子である。
✅ 正しい。下部食道括約筋を弛緩させ逆流を助長する。
✅ 正しい。下部食道括約筋を弛緩させ逆流を助長する。
3. 高齢者に多い。
✅ 正しい。加齢による括約筋機能低下・食道裂孔ヘルニアで増える。
✅ 正しい。加齢による括約筋機能低下・食道裂孔ヘルニアで増える。
4. 肥満者に多い。
✅ 正しい。腹圧上昇により逆流が起こりやすい。
✅ 正しい。腹圧上昇により逆流が起こりやすい。
5. ヘリコバクター・ピロリの除菌により改善する。
❌ 誤り。除菌で胃酸分泌が回復し、逆流性食道炎は増悪することがある(改善しない)。
❌ 誤り。除菌で胃酸分泌が回復し、逆流性食道炎は増悪することがある(改善しない)。
【試験対策ポイント】
逆流性食道炎(GERD)=胃酸逆流。治療の主役はPPI(プロトンポンプ阻害薬)による胃酸抑制。増悪因子=高齢・肥満・アルコール・脂肪食・食道裂孔ヘルニア・前かがみ姿勢。ピロリ除菌はGERDを改善させない(増悪傾向)。
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