MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問

消化器系第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問(消化器系)の正答は 5 です。逆流性食道炎は胃酸を含む胃内容が食道へ逆流することで起こり、治療の中心は胃酸を抑える薬である。

問題
逆流性食道炎について誤っているのはどれか。
  1. 1. 胃液の逆流によって発生する。
  2. 2. アルコール摂取は増悪因子である。
  3. 3. 高齢者に多い。
  4. 4. 肥満者に多い。
  5. 5. ヘリコバクター・ピロリの除菌により改善する。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 85%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — ヘリコバクター・ピロリの除菌により改善する。

逆流性食道炎は胃酸を含む胃内容が食道へ逆流することで起こり、治療の中心は胃酸を抑える薬である。ピロリ除菌は胃炎が治って胃酸分泌が戻るため、逆流性食道炎を改善させず、除菌後にかえって起こる・悪化することがある。


【各選択肢の解説】

1. 胃液の逆流によって発生する。
✅ 正しい。下部食道括約筋のゆるみなどで胃酸を含む胃液が食道へ逆流し、食道粘膜にびらん・炎症が起こる。
2. アルコール摂取は増悪因子である。
✅ 正しい。アルコールは下部食道括約筋をゆるめ、胃酸の逆流を起こしやすくする。
3. 高齢者に多い。
✅ 正しい。加齢で下部食道括約筋の働きが落ち、食道裂孔ヘルニアや円背も増えるため、高齢者に多い。
4. 肥満者に多い。
✅ 正しい。肥満で腹圧が上がり、胃内容が食道へ押し上げられやすくなる。
5. ヘリコバクター・ピロリの除菌により改善する。
❌ 誤り(=正答)。正しくはピロリ除菌は逆流性食道炎を改善させず、除菌後に胃酸分泌が回復して発症・増悪することがある。治療の中心はプロトンポンプ阻害薬(PPI)などの酸分泌抑制薬である。

【試験対策ポイント】

疾患ピロリ除菌との関係
胃・十二指腸潰瘍除菌で再発が減る
萎縮性胃炎・胃MALTリンパ腫除菌が治療になる
逆流性食道炎改善しない(除菌後に増えることがある)

逆流性食道炎の増悪因子:肥満・高齢・飲酒・喫煙・脂肪の多い食事・食後すぐ横になる・食道裂孔ヘルニア。

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