第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第21問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第21問(人体の構造と機能)の正答は 4 です。血球の分化と役割の対応を問う。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 70%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血球の分化と役割の対応を問う。造血幹細胞はすべての血球のもとで、白血球にも分化する。即時型アレルギーの主役は好酸球でなく肥満細胞・好塩基球である。
【各選択肢の解説】
a.多能性造血幹細胞は白血球に分化できない。
❌ 誤り。正しくは、多能性造血幹細胞は骨髄系・リンパ系の前駆細胞を経て赤血球・白血球・血小板のすべてに分化できる。
b.網赤血球は赤血球造血の指標になる。
✅ 正しい。網赤血球は骨髄から出たばかりの若い赤血球で、その数は骨髄が赤血球をどれだけ作っているかを反映する(溶血・出血後の回復期に増え、再生不良性貧血で減る)。
c.T 細胞は細胞性免疫に関与する。
✅ 正しい。T細胞はウイルス感染細胞を攻撃し(細胞傷害性T細胞)、免疫応答を調節する(ヘルパーT細胞)。抗体による液性免疫はB細胞が担う。
d.単球はマクロファージに分化する。
✅ 正しい。血中の単球は組織へ移ってマクロファージになり、貪食と抗原提示を行う。
e.好酸球は即時型アレルギーを起こす。
❌ 誤り。正しくは、即時型(Ⅰ型)アレルギーはIgEが結合した肥満細胞・好塩基球からのヒスタミン放出で起こる。好酸球は寄生虫感染の防御やアレルギーの遅発相(慢性炎症)に関わる。
❌ 誤り。aは正しいに当たらない。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eは正しいに当たらない。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eは正しいに当たらない。正しくはb・c・dの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。b・c・dはいずれも正しい。
❌ 誤り。eは正しいに当たらない。正しくはb・c・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 細胞 | 主な役割 |
|---|---|
| 網赤血球 | 赤血球造血の指標 |
| T細胞 | 細胞性免疫 |
| B細胞 | 液性免疫(抗体産生) |
| 単球 | 組織でマクロファージになる |
| 肥満細胞・好塩基球 | 即時型(Ⅰ型)アレルギー |
| 好酸球 | 寄生虫防御・アレルギーの遅発相 |
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