第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第25問
内分泌・代謝系第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第25問(内分泌・代謝系)の正答は 4 です。アニオンギャップ(AG)が増加しない(=高Cl性・AG正常)代謝性アシドーシスは、HCO3-の喪失や酸排泄障害によるもの。
問題
アニオンギャップが増加しない代謝性アシドーシスはどれか。
a.飢餓によるケトアシドーシス
b.乳酸性アシドーシス
c.下痢によるアシドーシス
d.近位尿細管性アシドーシス
e.糖尿病性ケトアシドーシス
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — c、d
アニオンギャップ(AG)が増加しない(=高Cl性・AG正常)代謝性アシドーシスは、HCO3-の喪失や酸排泄障害によるもの。下痢(腸管からのHCO3-喪失)と近位尿細管性アシドーシスが該当する。よってc・dで4番。
【各選択肢の解説】
a. 飢餓によるケトアシドーシス
❌ 誤り。ケトン体(有機酸)が蓄積しAGが増加する。
❌ 誤り。ケトン体(有機酸)が蓄積しAGが増加する。
b. 乳酸性アシドーシス
❌ 誤り。乳酸(有機酸)蓄積でAGが増加する。
❌ 誤り。乳酸(有機酸)蓄積でAGが増加する。
c. 下痢によるアシドーシス
✅ 正しい。腸液からのHCO3-喪失に伴う高Cl性でAGは正常。
✅ 正しい。腸液からのHCO3-喪失に伴う高Cl性でAGは正常。
d. 近位尿細管性アシドーシス(II型RTA)
✅ 正しい。HCO3-再吸収障害による高Cl性でAGは正常。
✅ 正しい。HCO3-再吸収障害による高Cl性でAGは正常。
e. 糖尿病性ケトアシドーシス
❌ 誤り。ケトン体蓄積でAGが増加する。
❌ 誤り。ケトン体蓄積でAGが増加する。
よってAGが増加しないのはc・d → 4番。
【試験対策ポイント】
AG増加型:ケトアシドーシス(糖尿病・飢餓)・乳酸アシドーシス・腎不全・中毒(メタノール等)。AG正常(高Cl性)型:下痢・尿細管性アシドーシス(RTA)。AG=Na−(Cl+HCO3)、基準約12±2 mEq/L。
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