第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第25問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第25問(内分泌・代謝系)の正答は 4 です。アニオンギャップ(AG=Na⁺−(Cl⁻+HCO₃⁻))は、測っていない陰イオン(有機酸など)の量を表す。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 47.4%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
アニオンギャップ(AG=Na⁺−(Cl⁻+HCO₃⁻))は、測っていない陰イオン(有機酸など)の量を表す。有機酸がたまるアシドーシスではAGが増え、HCO₃⁻を失うアシドーシスではCl⁻が代わりに増えるのでAGは変わらない(高Cl性)。
【各選択肢の解説】
a.飢餓によるケトアシドーシス
❌ 誤り。正しくは、ケトン体(有機酸)がたまるのでAGは増加する。
b.乳酸性アシドーシス
❌ 誤り。正しくは、乳酸(有機酸)がたまるのでAGは増加する。
c.下痢によるアシドーシス
✅ 正しい(=AGが増加しない)。腸液に含まれるHCO₃⁻を失い、Cl⁻が代わりに増える高Cl性アシドーシスで、AGは正常のままである。
d.近位尿細管性アシドーシス
✅ 正しい(=AGが増加しない)。近位尿細管でHCO₃⁻を再吸収できず尿へ失う。有機酸はたまらず高Cl性となり、AGは正常である。
e.糖尿病性ケトアシドーシス
❌ 誤り。正しくは、ケトン体がたまるのでAGは増加する。
❌ 誤り。a・bはAGが増加しないアシドーシスに当たらない。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eはAGが増加しないアシドーシスに当たらない。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。bはAGが増加しないアシドーシスに当たらない。正しくはc・dの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。c・dはいずれもAGが増加しないアシドーシス。
❌ 誤り。eはAGが増加しないアシドーシスに当たらない。正しくはc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 型 | しくみ | 例 |
|---|---|---|
| AG増加 | 酸がたまる | ケトアシドーシス(糖尿病・飢餓)・乳酸アシドーシス・腎不全・メタノール中毒 |
| AG正常(高Cl性) | HCO₃⁻を失う | 下痢・尿細管性アシドーシス |
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「臨床医学総論」でまとめて復習できます。臓器系別(循環・呼吸・腎・感染ほか)の臨床医学を国試の粒度で整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「臨床医学総論」第5章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化