MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問

医用画像計測第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問(医用画像計測)の正答は 1 です。PETの空間分解能は数mm程度で、1 mm以下まで見分けられるX線CTより劣る。

問題
ラジオアイソトープによる画像計測について誤っているのはどれか。
  1. 1. PET の空間分解能はX 線CT と同程度である。 ✓
  2. 2. PET では陽電子の対消滅によるγ 線を検出する。
  3. 3. SPECT では人体の3 次元構造を画像化する。
  4. 4. 体内での放射線の散乱を考慮する必要がある。
  5. 5. 体内での放射線の吸収を考慮する必要がある。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 86.7%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — PET の空間分解能はX 線CT と同程度である。

PETの空間分解能は数mm程度で、1 mm以下まで見分けられるX線CTより劣る。PET・SPECTは形より働き(代謝・血流)を見る機能画像である。


【各選択肢の解説】

1. PET の空間分解能はX 線CT と同程度である。
❌ 誤り。正しくは、PETの空間分解能は数mm程度で、X線CTより低い(CT>PET>SPECTの順に細かい)。
2. PET では陽電子の対消滅によるγ 線を検出する。
✅ 正しい。陽電子放出核種(¹⁸Fなど)から出た陽電子が電子と対消滅し、511 keVのγ線2本が反対向きに出る。これを向かい合う検出器で同時計数する。
3. SPECT では人体の3 次元構造を画像化する。
✅ 正しい。γカメラを体の周りに回転させて多方向から収集し、断層像を再構成して体内の放射性医薬品の分布を3次元で表す。
4. 体内での放射線の散乱を考慮する必要がある。
✅ 正しい。体内で散乱したγ線は本来と違う位置から来たように検出され画質を落とすので、散乱補正を行う。
5. 体内での放射線の吸収を考慮する必要がある。
✅ 正しい。深い所から出たγ線ほど体内で吸収(減弱)されて少なく数えられるので、吸収補正を行う。

【試験対策ポイント】

項目PETSPECT
核種陽電子放出核種単一光子(γ線)放出核種
検出対消滅の511 keV γ線2本を同時計数γカメラを回転
補正吸収・散乱吸収・散乱
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