第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第34問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第34問(各種治療機器)の正答は 5 です。治療機器が何のエネルギーを使うかを問う。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 50%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
治療機器が何のエネルギーを使うかを問う。ガンマナイフのγ線は電磁波(光子)で粒子線ではない、温熱治療は紫外線でなく高周波・マイクロ波などで加温する、の2つを外すのが要点である。
【各選択肢の解説】
a.ガンマナイフ ― 粒子線
❌ 誤り。正しくは、ガンマナイフは多数の⁶⁰Co線源から出るγ線(電磁波)を頭蓋内の病変に集中させる定位放射線治療装置で、粒子線は使わない。
b.温熱治療器 ― 紫外線
❌ 誤り。正しくは、温熱治療(ハイパーサーミア)は高周波(RF)・マイクロ波・超音波などで体の深部を加温する。紫外線は皮膚の表面で吸収され、深部の加温には使えない。
c.マイクロ波治療器 ― 電磁波
✅ 正しい。マイクロ波は周波数の高い電磁波で、組織の水分子を振動させて発熱させる。
d.サイクロトロン ― 電子線
✅ 正しい(本問では正しい組合せとされる)。サイクロトロンは磁場の中で荷電粒子を円運動させながら繰り返し加速する加速器で、粒子線を取り出す。医療では主に陽子などの加速(粒子線治療・PET用核種の製造)に使われ、電子の加速には直線加速器(リニアック)が主に使われる。
e.高気圧酸素治療装置 ― 陽圧
✅ 正しい。大気圧より高い圧(陽圧)の装置内で酸素を吸わせ、血液に溶ける酸素を増やす。
❌ 誤り。a・bは正しいに当たらない。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a・bは正しいに当たらない。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aは正しいに当たらない。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bは正しいに当たらない。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。c・d・eはいずれも正しい。
【試験対策ポイント】
| 機器 | エネルギー |
|---|---|
| ガンマナイフ | γ線(電磁波) |
| 温熱治療器 | 高周波・マイクロ波・超音波 |
| マイクロ波治療器 | 電磁波 |
| サイクロトロン | 荷電粒子の加速 |
| リニアック | 電子線・X線 |
| 高気圧酸素治療装置 | 陽圧 |
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