第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問
各種治療機器第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問(各種治療機器)の正答は 1 です。電気メスは神経・筋を刺激しない高周波(数百kHz〜数MHz)の電流を流し、組織に生じるジュール熱で切開・凝固する。
問題
電気メスで正しいのはどれか。
- 1. 300〜500 kHz 帯の電流を用いる。 ✓
- 2. 切開モードでは断続波を用いる。
- 3. 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
- 4. 高周波漏れ電流の許容値は500 mA 以内である。
- 5. 負荷抵抗10 Ω でキャリブレーションする。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.9%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 300〜500 kHz 帯の電流を用いる。
電気メスは神経・筋を刺激しない高周波(数百kHz〜数MHz)の電流を流し、組織に生じるジュール熱で切開・凝固する。切開と凝固の波形、対極板の種類、JIS の数値の取り違えを見分ける。
【各選択肢の解説】
1. 300〜500 kHz 帯の電流を用いる。
✅ 正しい。周波数が高いと神経・筋は反応しない(感電・筋収縮を起こさない)ため、熱作用だけを利用できる。
✅ 正しい。周波数が高いと神経・筋は反応しない(感電・筋収縮を起こさない)ため、熱作用だけを利用できる。
2. 切開モードでは断続波を用いる。
❌ 誤り。逆である。正しくは、切開は連続波(連続した正弦波)で組織を急速に加熱・蒸散させ、凝固は断続波(バースト波)で加熱を緩やかにする。
❌ 誤り。逆である。正しくは、切開は連続波(連続した正弦波)で組織を急速に加熱・蒸散させ、凝固は断続波(バースト波)で加熱を緩やかにする。
3. 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
❌ 誤り。逆である。正しくは、導電接触形は導電性ゲルで皮膚と電気的に直接つながるので接触インピーダンスが小さく、絶縁層を挟んで静電容量で結合する静電接触形の方が大きい。
❌ 誤り。逆である。正しくは、導電接触形は導電性ゲルで皮膚と電気的に直接つながるので接触インピーダンスが小さく、絶縁層を挟んで静電容量で結合する静電接触形の方が大きい。
4. 高周波漏れ電流の許容値は500 mA 以内である。
❌ 誤り。正しくは、高周波漏れ電流の許容値は150 mA以下である(JIS T 0601-2-2)。
❌ 誤り。正しくは、高周波漏れ電流の許容値は150 mA以下である(JIS T 0601-2-2)。
5. 負荷抵抗10 Ω でキャリブレーションする。
❌ 誤り。正しくは、出力は機器ごとに定められた定格負荷(数百Ω程度)で測定・校正する。10 Ωは組織の抵抗より大幅に小さく、実際の使用条件に合わない。
❌ 誤り。正しくは、出力は機器ごとに定められた定格負荷(数百Ω程度)で測定・校正する。10 Ωは組織の抵抗より大幅に小さく、実際の使用条件に合わない。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 周波数 | 300 kHz〜5 MHz程度(高周波) |
| 切開 | 連続波 |
| 凝固 | 断続波(バースト波) |
| 接触インピーダンス | 導電接触形<静電接触形 |
| 高周波漏れ電流 | 150 mA以下(JIS T 0601-2-2) |
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