第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問
各種治療機器第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問(各種治療機器)の正答は 1 です。電気メスは組織を刺激せず発熱作用のみを得るため高周波電流(概ね300kHz〜数MHz)を用いる。
問題
電気メスで正しいのはどれか。
- 1. 300〜500 kHz 帯の電流を用いる。 ✓
- 2. 切開モードでは断続波を用いる。
- 3. 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
- 4. 高周波漏れ電流の許容値は500 mA 以内である。
- 5. 負荷抵抗10 X でキャリブレーションする。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 300〜500kHz帯の電流を用いる。
電気メスは組織を刺激せず発熱作用のみを得るため高周波電流(概ね300kHz〜数MHz)を用いる。300〜500kHz帯はその範囲内で正しい。
【各選択肢の解説】
1. 300〜500kHz帯の電流を用いる。
✅ 正しい。高周波電流で神経・筋刺激を避けジュール熱を利用する。
✅ 正しい。高周波電流で神経・筋刺激を避けジュール熱を利用する。
2. 切開モードでは断続波を用いる。
❌ 誤り。切開は連続正弦波、凝固は断続(バースト)波を用いる(逆)。
❌ 誤り。切開は連続正弦波、凝固は断続(バースト)波を用いる(逆)。
3. 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
❌ 誤り。導電(貼付・ゲル)形は接触インピーダンスが小さく、容量結合の静電接触形の方が大きい。
❌ 誤り。導電(貼付・ゲル)形は接触インピーダンスが小さく、容量結合の静電接触形の方が大きい。
4. 高周波漏れ電流の許容値は500mA以内である。
❌ 誤り。高周波漏れ電流の許容値は約150mA。500mAは大きすぎる。
❌ 誤り。高周波漏れ電流の許容値は約150mA。500mAは大きすぎる。
5. 負荷抵抗10Ωでキャリブレーションする。
❌ 誤り。出力校正は定格負荷(数百Ω、代表的に500Ω程度)で行う。10Ωでは低すぎる。
❌ 誤り。出力校正は定格負荷(数百Ω、代表的に500Ω程度)で行う。10Ωでは低すぎる。
【試験対策ポイント】
電気メス:周波数数百kHz〜数MHz、モノポーラは対極板で電流回収し熱傷防止のため広面積・低接触抵抗が必須。切開=連続波、凝固=断続波。高周波漏れ電流許容値150mA、対極板接触不良を監視する対極板監視装置(コンタクトクオリティモニタ)。
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