MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問

各種治療機器第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問(各種治療機器)の正答は 4 です。ロータブレータ(高速回転式アテレクトミー)でプラークを削る際、削片や微小塞栓、一時的な血管攣縮などで冠動脈血流が減少(スローフロー/ノーリフロー)しうる。

問題
冠動脈インターベンション治療(PCI)について正しいのはどれか。
  1. 1. 上腕静脈からカテーテルを挿入する。
  2. 2. 患部まで超音波診断装置でカテーテルを誘導する。
  3. 3. 狭窄部ではバルーンを0.2 MPa 程度で加圧する。
  4. 4. ロータブレータ使用時に冠動脈血流は減少する。
  5. 5. ステント留置直後から抗血小板療法は不要である。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — ロータブレータ使用時に冠動脈血流は減少する。

ロータブレータ(高速回転式アテレクトミー)でプラークを削る際、削片や微小塞栓、一時的な血管攣縮などで冠動脈血流が減少(スローフロー/ノーリフロー)しうる。正しい。


【各選択肢の解説】

1. 上腕静脈からカテーテルを挿入する。
❌ 誤り。PCIは動脈(橈骨動脈・大腿動脈・上腕動脈)からアプローチする。静脈ではない。
2. 患部まで超音波診断装置でカテーテルを誘導する。
❌ 誤り。X線透視下でカテーテルを誘導する。
3. 狭窄部ではバルーンを0.2MPa程度で加圧する。
❌ 誤り。バルーンは数〜十数気圧(およそ1MPa以上)で拡張する。0.2MPa(約2気圧)は低すぎる。
4. ロータブレータ使用時に冠動脈血流は減少する。
✅ 正しい。削片・微小塞栓等で血流が低下しうる。
5. ステント留置直後から抗血小板療法は不要である。
❌ 誤り。ステント血栓症予防に抗血小板薬(DAPT)が必須である。

【試験対策ポイント】

PCI:動脈アプローチ・X線透視下、バルーン拡張は高圧(〜十数気圧)、ステント留置後は抗血小板療法(アスピリン+P2Y12阻害薬)必須。ロータブレータは石灰化病変を削るがスローフロー/ノーリフローに注意。

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