第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問
各種治療機器第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問(各種治療機器)の正答は 4 です。ロータブレータはダイヤモンド粒をつけた先端(バー)を高速回転させて硬い石灰化病変を削る。
問題
冠動脈インターベンション治療(PCI)について正しいのはどれか。
- 1. 上腕静脈からカテーテルを挿入する。
- 2. 患部まで超音波診断装置でカテーテルを誘導する。
- 3. 狭窄部ではバルーンを0.2 MPa 程度で加圧する。
- 4. ロータブレータ使用時に冠動脈血流は減少する。 ✓
- 5. ステント留置直後から抗血小板療法は不要である。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.2%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — ロータブレータ使用時に冠動脈血流は減少する。
ロータブレータはダイヤモンド粒をつけた先端(バー)を高速回転させて硬い石灰化病変を削る。削りかすが末梢の細い血管に詰まるため、冠動脈の血流が落ちる(スローフロー・ノーリフロー)ことがある。
【各選択肢の解説】
1. 上腕静脈からカテーテルを挿入する。
❌ 誤り。冠動脈は大動脈から分かれるので、カテーテルは動脈(橈骨動脈・上腕動脈・大腿動脈)から入れる。正しくは動脈穿刺でアプローチする。
❌ 誤り。冠動脈は大動脈から分かれるので、カテーテルは動脈(橈骨動脈・上腕動脈・大腿動脈)から入れる。正しくは動脈穿刺でアプローチする。
2. 患部まで超音波診断装置でカテーテルを誘導する。
❌ 誤り。正しくは、X線透視と造影でガイドワイヤ・カテーテルを冠動脈の病変まで進める。血管内超音波(IVUS)は病変の評価に使うもので、誘導の手段ではない。
❌ 誤り。正しくは、X線透視と造影でガイドワイヤ・カテーテルを冠動脈の病変まで進める。血管内超音波(IVUS)は病変の評価に使うもので、誘導の手段ではない。
3. 狭窄部ではバルーンを0.2 MPa 程度で加圧する。
❌ 誤り。0.2 MPaは約2気圧(0.2÷0.1013≒2.0)で低すぎる。正しくは、狭窄部の拡張には一般に6気圧(約0.6 MPa)以上の圧をかける。
❌ 誤り。0.2 MPaは約2気圧(0.2÷0.1013≒2.0)で低すぎる。正しくは、狭窄部の拡張には一般に6気圧(約0.6 MPa)以上の圧をかける。
4. ロータブレータ使用時に冠動脈血流は減少する。
✅ 正しい。細かく削られた粒子が末梢の微小血管を塞ぐため、施行中・直後に血流が落ちることがある。
✅ 正しい。細かく削られた粒子が末梢の微小血管を塞ぐため、施行中・直後に血流が落ちることがある。
5. ステント留置直後から抗血小板療法は不要である。
❌ 誤り。正しくは、ステント内に血栓ができる(ステント血栓症)のを防ぐため、留置後は抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)を一定期間続ける。
❌ 誤り。正しくは、ステント内に血栓ができる(ステント血栓症)のを防ぐため、留置後は抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)を一定期間続ける。
【試験対策ポイント】
- アプローチ=動脈(橈骨・上腕・大腿)
- 誘導=X線透視
- バルーン=数気圧〜十数気圧で拡張
- ロータブレータ=石灰化病変・スローフローに注意
- ステント後=抗血小板療法(DAPT)
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