第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問
各種治療機器第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問(各種治療機器)の正答は 4 です。超音波凝固切開装置はブレードの機械的振動による摩擦熱で、電気メスより低い温度で凝固と切開を同時に行う。
問題
超音波凝固切開装置で誤っているのはどれか。
- 1. アクティブブレードは45〜55 kHz の周波数で振動する。
- 2. 70〜100 ℃で組織中のタンパク質を凝固させる。
- 3. 細い血管からの出血を止めることができる。
- 4. 電気メスに比べて短時間で凝固切開が可能である。 ✓
- 5. 内視鏡外科手術に用いられる。
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 87.5%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 電気メスに比べて短時間で凝固切開が可能である。
超音波凝固切開装置はブレードの機械的振動による摩擦熱で、電気メスより低い温度で凝固と切開を同時に行う。熱の広がりが少ない代わりに、切離には電気メスより時間がかかる。
【各選択肢の解説】
1. アクティブブレードは45〜55 kHz の周波数で振動する。
✅ 正しい。圧電素子で作った超音波振動をブレードに伝え、この周波数帯で縦方向に振動させる。
✅ 正しい。圧電素子で作った超音波振動をブレードに伝え、この周波数帯で縦方向に振動させる。
2. 70〜100 ℃で組織中のタンパク質を凝固させる。
✅ 正しい。摩擦熱でタンパク質が変性して粘着性の凝固物となり、血管の内腔をふさぐ。電気メス(数百℃)より低温である。
✅ 正しい。摩擦熱でタンパク質が変性して粘着性の凝固物となり、血管の内腔をふさぐ。電気メス(数百℃)より低温である。
3. 細い血管からの出血を止めることができる。
✅ 正しい。血管を挟んで凝固させながら切るので、細い血管は出血させずに切離できる。
✅ 正しい。血管を挟んで凝固させながら切るので、細い血管は出血させずに切離できる。
4. 電気メスに比べて短時間で凝固切開が可能である。
❌ 誤り。正しくは、低い温度で少しずつ凝固させてから切るため、電気メスより時間がかかる。
❌ 誤り。正しくは、低い温度で少しずつ凝固させてから切るため、電気メスより時間がかかる。
5. 内視鏡外科手術に用いられる。
✅ 正しい。煙(ミスト)が少なく周囲の組織への熱損傷が少ないので、腹腔鏡下手術などで広く使われる。
✅ 正しい。煙(ミスト)が少なく周囲の組織への熱損傷が少ないので、腹腔鏡下手術などで広く使われる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 超音波凝固切開装置 | 電気メス |
|---|---|---|
| 熱の源 | 機械振動の摩擦熱 | 高周波電流のジュール熱 |
| 温度 | 低い | 高い |
| 対極板 | 不要 | モノポーラで必要 |
| 切離の速さ | 遅い | 速い |
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