第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。日本集中治療医学会の人工呼吸関連肺炎予防バンドル(2010改訂版)は、①手指衛生を確実に実施する ②人工呼吸器回路を頻回に交換しない ③適切な鎮静・鎮痛をはかる、特に過鎮静を避ける ④人工呼吸器からの離脱ができるかどうか毎日評価する ⑤人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない、の5項…
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 58.6%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
日本集中治療医学会の人工呼吸関連肺炎予防バンドル(2010改訂版)は、①手指衛生を確実に実施する ②人工呼吸器回路を頻回に交換しない ③適切な鎮静・鎮痛をはかる、特に過鎮静を避ける ④人工呼吸器からの離脱ができるかどうか毎日評価する ⑤人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない、の5項目である。c・dがそのまま当たる。
【各選択肢の解説】
a.体動防止のため過鎮静にする。
❌ 誤り。過鎮静は自発呼吸と咳を弱め、人工呼吸期間を延ばしてVAPを増やす。正しくは過鎮静を避け、必要最小限の鎮静にする。
b.24 時間ごとに口腔ケアを行う。
❌ 誤り。口腔内の細菌は短時間で増え、気管チューブに沿って下気道へ入る。正しくは口腔ケアは1日1回でなく、1日数回行うのが一般的である。
c.人工呼吸器回路を頻回に交換しない。
✅ 正しい。回路を開放するたびに汚染の機会が増える。目に見える汚れや破損があるときに交換する。
d.人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない。
✅ 正しい。仰臥位では胃の内容物が逆流して誤嚥しやすい。頭部を挙上(30〜45°が目安)して管理する。
e.人工呼吸器から離脱できるかどうかを48 時間ごとに評価する。
❌ 誤り。人工呼吸が1日長くなるほどVAPの危険が増える。正しくは離脱の可否は毎日評価する。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。c・dともバンドルの項目どおりである。
❌ 誤り。eが誤った記述(評価は毎日)。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
VAPバンドル(日本集中治療医学会 2010)=手指衛生・回路を頻回に替えない・過鎮静を避ける・離脱を毎日評価・仰臥位にしないの5つ。「頻回に交換する」「48時間ごと」「過鎮静」のように、向きや頻度を入れ替えた肢が出る。
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