第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問(呼吸療法装置)の正答は 2 です。VCVは1回換気量を決めて送るので、換気量は保たれる代わりに気道内圧が肺の状態で変わる。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 46.2%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
VCVは1回換気量を決めて送るので、換気量は保たれる代わりに気道内圧が肺の状態で変わる。PCVは吸気圧を決めるので、圧が吸気の早い時期に設定値に達し、漸減する流量で肺に均等に入りやすい。aとeはPCVの特徴をVCVに当てはめた誤った記述である。
【各選択肢の解説】
a.不均等換気が少ない。
❌ 誤り(誤っている記述)。VCV(矩形波)では一定流量で送るため、抵抗の小さい肺胞にガスが偏りやすい。正しくは不均等換気が少ないのはPCVで、VCVは多い。
b.換気量の変更が容易である。
✅ 正しい記述。1回換気量を直接設定するので、設定を変えればその量が送られる。
c.圧外傷の危険性が高い。
✅ 正しい記述。コンプライアンスが下がったり気道抵抗が上がったりしても同じ量を送るので、気道内圧が上がり圧外傷を起こしやすい。
d.最高気道内圧が変動する。
✅ 正しい記述。圧は換気量・コンプライアンス・気道抵抗で決まる結果なので、肺の状態に応じて変わる。
e.気道内圧は吸気早期に設定吸気圧に達する。
❌ 誤り(誤っている記述)。VCVには設定吸気圧がなく、送気につれて圧は徐々に上がり吸気の終わりに最高となる。正しくは吸気早期に設定吸気圧に達するのはPCVである。
✅ bが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
❌ 誤り(=正答)。a・eとも誤った記述で、設問の「誤っている」組合せに当たる。正しくはどちらもPCVの特徴である。
✅ b・cとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
✅ c・dとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
✅ dが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
【試験対策ポイント】
| 項目 | VCV(量規定) | PCV(圧規定) |
|---|---|---|
| 設定するもの | 1回換気量 | 吸気圧 |
| 換気量 | 一定 | 肺の状態で変わる |
| 気道内圧 | 肺の状態で変わる(圧外傷に注意) | 一定 |
| 吸気流量 | 一定(矩形波など) | 漸減波 |
| 不均等換気 | 起こりやすい | 起こりにくい |
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